防衛省から外務省に出向し、外務省の外務事務官として在外日本大使館などに駐在して防衛に関する職務に従事する「防衛駐在官」について書いているブログです。外務省所属で外務大臣や在外公館長の指揮下にあるとはいえ、彼らは普段、自衛官の制服を着て本来の階級を名乗りながら仕事をしているそうです。2013(平成25)年7月1日現在、36大使館と2政府代表部へ49名の防衛駐在官を派遣しているらしい。やはり米国がもっとも多く6名。韓国、中国、ロシアがそれぞれ3名で、他の国は1名ずつ。代表部は国連とジュネーブ軍縮会議へ1名ずつが派遣されています。
かつて、この職務は「駐在武官」とも呼ばれ、日露戦争の旅順港閉塞作戦で殉死した広瀬武夫も日露戦争直前までロシアで駐在武官をしていました。東條英機や山下泰文、山本五十六、山口多聞らも駐在武官の経験がある。また、日独防共協定や日独伊三国同盟の締結に奔走した大島浩は、在ドイツ駐在武官時代にヒトラーやナチに接近し、その後はドイツ大使にまでなりました。戦後の大島は、自分が進めた枢軸同盟を深く恥じていたようです。軍部が独走すると在外駐在武官までもが政治へ容喙し、国を誤った方向へ進ませることもある、という事例でしょう。
現在の防衛省の防衛駐在官は、主に軍事情報を中心にした対外情報を集めることが仕事だそうです。ようするに「インテリジェンス(諜報活動)」をする、ということ。とは言え、ジェームズ・ボンドのようなスパイ活動をするわけじゃない。外国政府組織などへ違法に潜入したり、現地人を使った秘密情報の取得などは行っていない、と公には言っています。国家の外交官も広い意味で一種のスパイなんだが、正攻法の外交活動で知り得た情報から現地のマスメディア、企業、顔役といった存在からの確度高い情報を集めていきます。防衛駐在官も外交官の延長線上の仕事をしている、というわけなんだが、むしろ大臣や国会議員、幹部官僚などへの接待といった雑務で忙殺されている、という現実もありそうです。
しかし、隣国の韓国へ中国やロシアと同数の陸・海・空、3名の防衛駐在官を派遣している、という事実には、やはり大きな理由があります。日本の外交や国防などにとって、朝鮮半島の情報の重要性は言うまでもない。表題ブログでは、防衛駐在官の数が足りない、と書いています。本当に足りないのか。足りないのなら単純に数だけ増やせばいいのか。外遊してくる国会議員のアテンドなどの雑務に忙殺されているようでは本来の機能が発揮できないんじゃないか、防衛駐在官からの情報を外務省や在外公館が防衛省へ伝える今の「伝言ゲーム」のような体制で果たしていいのか、さらに防衛省と外務省の縄張り争いで彼らが不毛なエネルギーを費やしているのではないか、など、いろいろと議論が必要な内容の話だと思います。
治大国若烹小鮮 ─ おがた林太郎ブログ
防衛駐在官増
アメリカは電気自動車へ
自動車評論家 国沢光宏のホームページ
これってどうなんでしょうか。カリフォルニア州で車に乗ったことがある人ならわかると思うんだが、だいたいガソリンスタンド自体がそう多くありません。数少ないガソリンスタンド以上の数の充電設備ができるのはいつのことなんでしょう。だいたい、往復100キロなんて、ロサンゼルスのビバリーヒルズあたりからレドンドビーチでだいたい往復70キロだから、ちょっとウロウロしたらすぐに到達しちゃう距離。米国で通勤200キロ超の人はごく普通にいるし、400キロくらい平気で動かないと実用性はない。そもそも、ロサンゼルスの高速道路の渋滞ぶりは有名。高速道路上で電気切れ続出な予感がします。EVの将来、本当にこんなに明るいんでしょうか。いろいろ言われとるがシェールガスは大丈夫、というオバマ大統領の虚勢ブラフなんじゃないのかにゃ。
3Dプリンター+EV「スペアパーツを生産しながら配達およびサービスする車両」SF作家が未来の物語を書きにくいくらいテクノロジーの進化は速くなった。
坂井直樹のデザインの深読み
技術革新は、人間の想像力を遙かに超えて加速しつつあるようです。3Dプリンターの便利さは使った人でなければわからないのかもしれませんが、まだまだ発展途上の技術です。これからさらに新しい使い方が発見されるでしょう。EVにしても単に動力源を内燃機関から電動モーターに変えた、というだけで、自動車という技術自体にはこれまで考えもつかなかった意外な形態なり使い方なり機能なりが発見されるのかもしれません。そのベースとなるのも想像を凌駕する技術革新なんでしょう。
西海岸からみた歴史認識
山久瀬洋二 公式ブログ
米国の西海岸へ行って太平洋を眺めていると、ああここがフロンティアスピリッツとゴールドラッシュの終点なんだな、と実感できます。目の前は茫洋と果てしない大洋であり、そこから先には進めません。カリフォルニアが「約束の地」だったかどうか、人それぞれでしょう。このブログでは、日本人の「戦争責任」について書いているんだが、なるほど米国にいるアジア人にもいろいろいるんだな、と思わされます。それが西海岸のアジア人だからかどうか、ちょっとわかりません。
意外と答えられない、ハムスターとモルモットの違い
roomie
これはわからないかもしれません。ハムスターはシリア原産で、その子孫が世界中でペットになっている。日本では「マウス」、つまりハツカネズミは江戸時代に愛玩動物として大流行しました。その中の「豆ぶち」と呼ばれる系統がヨーロッパへ渡り、実験動物の元祖になっている。で、モルモットは「テンジクネズミ」のことです。ヤマアラシ亜目に属するらしい。江戸時代末にマーモットと間違えられ、マーモット→モルモットと呼ばれるようになったそう。だから「モルモット」という言葉は日本だけに通用するわけで、実験台にされるような使い方も日本独自の表現です。この記事では、ハムスターとモルモットの違いを解説。モルモットには尻尾がないんですな。
アゴラ編集部:石田 雅彦