東電を破綻処理すべきか【言論アリーナ】11/5 野村修也・石川和男・池田信夫

アゴラ編集部

g-arena_128アゴラ運営のインターネット放送「言論アリーナ」。11月5日(火曜日)の放送は午後8時から1時間にわたって、「東電は破綻処理すべきか」を放送します。

出演者は、中央大学教授・弁護士の野村修也さん、政策家の石川和男さんです。池田信夫アゴラ研究所所長がモデレーターを勤めます。今回は録画放送となります。


入口は上記のニコ生サイトから。Ustreamはこちら。YouTubeはこちら(放送後、掲載します)。

野村修也さん(ツイッター:@NomuraShuya)は、著名な商法・金融法の学者で、不良債権処理問題で活躍。国会の福島原子力発電所事故でも委員会主査として加わり、原発事故や、その後の政策についての調査を行いました。

石川和男(ツイッター:@kazuo_ishikawa)さんは、経産省勤務の後で、政策研究大学院大学客員教授、東京財団などで研究活動を行いながら、中立の立場から政策提言活動を続けています。経産省時代はエネルギー政策の立案にかかわりました。

野村さんは、東電を事業継続会社と、賠償と廃炉を担う会社への分割の上での破綻処理を唱えています。池田さんもそれを支持。一方で石川さんは、東電の分割処理は賛成するものの、破綻の社会的な影響の大きさを考えて、それに慎重です。

10月に始まった臨時国会では、東電処理策が争点の一つ。野党がその破綻処理を迫ります。また自民党も、破綻処理をあいまいにしたまま、東電の分割を求める意見を取りまとめています。しかし政府は東電存続に固執します。これまで東電は、事故対策費に1兆円以上、賠償関係は4兆円以上を支出し、政府の支援で延命している状況です。この負担をどうするのか。今後、大きな政治、経済の論点になっていくでしょう。

専門家の多様な視点を、視聴者の皆さまが問題を考える際に参考にしてください。東電の処理は、電気の利用、そして納税者である私たち一人ひとりの問題です。

「言論アリーナ」では、アゴラ研究所に加えて、いくつかのシンクタンクが協力して映像番組を提供します。アゴラ研究所は、この「アリーナ」(集会場、劇場)を、視聴者の皆さんと共に政策を生み出し、社会を変える場に発展させていきます。

(アゴラ編集部)

写真は野村さん、石川さん、池田さん
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