中高年にもアピールするか『進撃の巨人』

アゴラ編集部

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『別冊少年マガジン』(講談社)で連載され、ストーリーや設定が謎だらけで大きな話題をさらった諌山創の原作マンガ『進撃の巨人』は、コミック11巻の発行部数が2500万部を超える大ヒット作品です。マンガ版から派生したアニメ版も大人気。マンガのほうは連載継続中なんだが、アニメのほうは現在、25話の「壁 ~ストヘス区急襲 3」が最終回となってます。しかし、年末12月23日から2014年1月2日にTOKYO MXで1話から25話までが再放映されるらしい。観てない人は必見。ただ、地方局ではまだ放映中のアニメなので、今回の集中放送で25話以降(第13.5話は総集編)の予定が発表されるかも、とファンの間で話題になっています。


このマンガ、設定になっている世界観が独特で、興味深く不思議な物語を形成しています。いったいナゼ巨人が誕生したのか、人類は巨人に勝てないのか、巨人とは何者か、壁の中の生活はどうなっているのか、主人公の巨人化の謎は……などなど。また、立体機動装置や各兵団の構成など、この世界観が成立するための説明に説得力があります。ストーリーが進むにつれ、少しずつ謎は解明されてくるんだが、アニメ最終話では謎が封印されてしまう。ファンとしてはその続きが楽しみ。しかし、原作のマンガのほうがなかなかその先へ進めないようなので、アニメの制作も先延ばしになっているようです。

一方、この人気を受け、年末の紅白歌合戦にアニメ版のオープニングテーマを歌っている「Linked Horizon」が出るのも話題になっています。このLinked Horizonってのも謎めいている。音楽クリエーターのRevo主宰によるコラボプロジェクトだそうで、第1話~第13.5話の『紅蓮の弓矢』と第14話~第25話の『自由の翼』の2曲(作詞作曲編曲/Revo)を収録したマキシシングルは、オリコン初登場2位、25枚を超える大ヒットになりました。紅白ではいったいどういう構成で『進撃の巨人』の世界観を演出するのか、こっちのほうも楽しみでしょう。さらに、今日はブラウザゲーム「進撃の巨人~反撃の翼~」なんてのも始まるようです。年末にかけて一気に『進撃の巨人』が、おっさんたちを含めた一般にも広く浸透しそうな予感がします。

男子ハック
第64回紅白歌合戦 2013の出場歌手が決定!進撃の巨人の「Linked Horizon」出場で和田アキ子とのコラボ画像が話題

※画像は『進撃の巨人』公式サイトより。


WATCH: In 1983, Steve Jobs Hosted Apple’s Version Of ‘The Dating Game’ And Bill Gates Was A Contestant
Business Insider
28歳だったアップルのスティーブ・ジョブズは、1983年10月に従業員のためのイベントを開催したそうです。そこにMicrosoftのビル・ゲイツらを招待した。この記事で紹介されている画質の悪い動画で二人は、和気あいあい、仲良く掛け合いを楽しんでいます(ように見える)。なんちゅうか、パソコン創世記の米国西海岸の雰囲気が伝わってくる、妙に不思議な雰囲気の動画です。しかし、Appleのイベントって昔から驚くような仕掛けがあったんですな。

世界の6つの異なる地域で7つの火山がほぼ同時に噴火を開始した2013年の11月に考える地球の未来
In Deep
恐竜絶滅の原因にはさまざまな説があるんだが、大規模な火山活動、というのも有力です。火山原因説の一つには、地球内部にはマグマの吹きだまりのようなものがあり、それが巨大なプリュームと呼ばれる固まりになって数億年のサイクルで定期的に地表へ浮かび上がってくる、というものがある。コレ、ハワイ諸島の島々がプレートテクトニクス論により、地球表面のプレートの移動に従って火山島が形成されたのでは、というのと同じ。今のハワイ島の下、地球内部にプリュームが出てくる場所があるのでは、というわけです。11月21日には小笠原諸島に火山活動による新島が、27年ぶりに誕生しました。この記事によると、これも地球に今後、大規模な火山活動が引き起こされる一環らしい。なにやら不穏な雰囲気が漂ってきます。

退屈しない退屈の研究
ナショナルジオグラフィック日本版
あなたはどんなときに「退屈」になりますか。退屈を感じるのは人間だけとは限らない。うちのネコはよく遊んで欲しがるんだが、退屈だからこそ、遊んで欲しいと思うんじゃないでしょうか。無関心型、調整型、探索型、反応型、無感動型など、退屈の種類が4つとも5つとも言われている、もっと種類があるかも、なんて初めて知りましたよ。あなたの退屈はどの種類でしょうか。

ゲーム業界各社決算まとめ – 2013年秋
当たり判定ゼロ
さすがに、ガンホー以外の各社ともになんだか右肩下がりの様相を呈しています。コナミ、任天堂、ソニーといった以前なら飛ぶ鳥を落とす勢いだったところが軒並みダウン。新型の家庭用ゲーム機が出てますが、コレがどう影響するか、要注目です。あ、投資に興味のある方でゲーム業界にとりわけ関心が高い方は、ぜひゲームジャーナリスト新清士氏が連載をもっているアゴラのメルマガをご購読ください。表には出ないゲーム業界内の情報がテンコ盛りですよ。


アゴラ編集部:石田 雅彦