アメリカの国内総生産(GDP)は、2012年に16兆2400億ドルでした。世界一のGDPを誇るだけに、全米50州それぞれが海外諸国の匹敵するレベルで目を見張ります。リーマン・ショック前の2007年時点では、全米最大のGDPを抱えるカリフォルニア州が全世界GDPランキング8位のフランスに相当していましたよね。
その全米50州GDP、各国との比較表最新版が登場したんです!
カリフォルニア州は、さすがに2007年の2兆1500億ドル付近から2012年に2兆ドル規模へ縮小したせいかGDPランキング9位のイタリアになってます。2位のテキサス州は逆に2007年の1兆ドル付近から1兆1300億ドルへ拡大しつつ、11位のカナダから12位のオーストラリアに取って代わりました。ニューヨーク州は、1兆2000億ドル規模とあって14位のメキシコ並み。2007年時点は、当時GDPランキング世界17位のブラジルに相当していました。そのブラジルは、2012年に7位へ急伸しましたが。
ベスト10は、以下のとおり。GDPはウィキペディアを参考にしています。
1位 カリフォルニア州 $2兆ドル
→ イタリア $2兆ドル GDPランキング 9位
2位 テキサス州 1兆3980億ドル
→オーストラリア 1兆5600億ドル GDPランキング 12位
3位 ニューヨーク 1兆2100億ドル
→ メキシコ 1兆1800億ドル GDPランキング 14位
4位 フロリダ州 7770億ドル
→ オランダ 7700億ドル GDPランキング 18位
5位 イリノイ州 6950億ドル
→ サウジアラビア 7110億ドル GDPランキング 19位
6位 ペンシルベニア州 6010億ドル
→ スイス 6310億ドル GDPランキング 20位
7位 オハイオ州 5090億ドル
→ スウェーデン 5240億ドル GDPランキング 22位
8位 ニュージャージー州 5080億ドル
→ ノルウェー 5000億ドル GDPランキング 23位
9位 ノースカロライナ州 4560億ドル
→ ベルギー 4830億ドル GDPランキング 25位
10位 ヴァージニア州 4460億ドル
→ アルゼンチン 4770億ドル GDPランキング 26位
もっとも小さい州はヴァーモント州で270億ドルとなり、GDP規模が近い国は280億ドルのラトビアでした。
海外ネタつれずれさん作成の日本の地図とあらためて並べてみると、類似点と違いが交差してシンプルに面白い。2012年時点で日本のGDPが5兆9600億ドルと半分以下とはいえ、世界第3位なだけに侮れません。
東京に当たる都市がメキシコということは、ズバリNYに近いんですね!他にもわが故郷の神戸がある兵庫県は香港でアリゾナ州に、愛知県はスウェーデンでオハイオ州、京都府はウクライナでケンタッキー州に相当することが分かります。今度アメリカを訪れるときにGDPの比較表を頭の隅に置いていくと、見る目が少し変わってくるかも?
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2014年2月13日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。