衛星打ち上げビジネスに可能性はあるか

アゴラ編集部

衛星打ち上げビジネスが果たしてペイできるものになるかどうか、日本も参入している以上、ちょっと気になる話です。2月28日、午前3時37分に三菱重工業と宇宙航空開発機構(JAXA)は「H2A」ロケットの23号機を共同で打ち上げました。「全球降水観測衛星」や7機の小型衛星を搭載し、ロケットは衛星を軌道に投入し、打ち上げは成功した、とのことです。


衛星打ち上げビジネスには、世界中にライバルがひしめいています。特にフランス中心の「アリアン」は強力。米国、ロシア、中国も虎視眈々と狙い、日本を含んで受注合戦が繰り広げられています。三菱重工業は、2015年にもカナダから初めて受注した衛星を打ち上げるらしい。これは、漁業関係者との調整がついて打ち上げ時期の制約がなくなり、H2Aの打ち上げ成功率が上がって信頼製が向上したことが大きい。しかし、アリアンは南米ギニアなど低緯度地域から打ち上げることができるため、鹿児島や種子島など、打ち上げ場所が限定されている日本は不利、と言われています。技術力で不利な条件を克服し、なんとか戦っている、というわけです。

大型の衛星や複数の小型の衛星を打ち上げることのできるH2Aと、打ち上げ能力は非力ながら低コストで勝負するイプシロンという小型ロケットが、日本の衛星打ち上げビジネスの二本柱になっています。受注先の要望に柔軟に対応できる、ということなんでしょう。イプシロンは2013年9月14日に打ち上げを成功させ、2015年には二回、打ち上げが予定されています。今回のH2Aの打ち上げ成功で、日本の衛星打ち上げビジネスの可能性がより高まってきた、と言えます。

ガジェット通信
降水観測衛星、打ち上げ成功=大雨・大雪防災期待─GPM計画中心、H2Aで


指の動きだけで完全操作! 魔法のような指輪型ウェアラブルガジェット「Ring」がプレオーダーを開始
GIZMODO 日本版
これはけっこうスゴいガジェットです。文字を書いたりできたりするところが優れもの。日本からもオーダー可能らしい。TechCrunchTokyo2013で優勝したデバイスです。日本発、ということで応援したいですな。

What Is Flex Fuel?
livescience
米国で認可されたガソリンとエタノールの混合燃料で走ることのできる「フレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)」というクルマがあり、混ぜる割合は、エタノールが51%~83%の間で調整されているようです。気温によって割合を変えるというわけ。燃費はあまりよくないらしいんだが、値段が安いのでメリットがある。加速度やトルクなんかもガソリン車と遜色ないそうです。トウモロコシなどのバイオエタノールを利用すれば、環境負荷も低く抑えられ、ガソリンへの依存度を減らすことにつながる。日本車では、トヨタがブラジルでFFVを販売しています。

25 Burgers That Are Better Than Sex
DISTRACTIFY
米国人のハンバーガー好きは有名で、マクドナルドはもちろんご当地バーガーがたくさんあります。当方は、西海岸中心にチェーン展開する「IIN-N-OUT」ってところのハンバーガーが美味いと思う。2012年に東京の原宿で一瞬、売り出したらしいんだが、残念ながらそこでは食べてません。この記事では、多種多様なハンバーガーを紹介しているんだが、トップはカナダで普通に食べられている「プーティン(Poutine)」のハンバーガー。どれもこれも、かなりカロリー高めな外観です。

Marine scientists identify lobsters’ ancestors
PHYS.ORG
ロブスターは、オマールエビ、とも呼ばれます。フレンチには欠かせないし、レッドロブスターという名前のレストランチェーンもあるほど、欧米人にはなじみ深い魚介類です。北米のロブスターには、時に1メートルを超えるサイズのものが捕れるらしい。築地あたりで買えば、500グラム程度のロブスターが数千円で買えます。安い物だと3000円くらいか。塩ゆでにしてマヨネーズをつけて食べるだけでも最高に美味い。殻はつぶしてブイヤベースで楽しめます。この記事は、ロブスターの進化について書いているんだが、祖先はたった360万年前に出現したんだそうです。わりと最近になって出てきた種類の生物なんですな。


アゴラ編集部:石田 雅彦