Facebookの5年も飛び続けるドローン

アゴラ編集部

衛星打ち上げビジネスが各国で盛んになりそうです。しかし、宇宙空間へものを運び上げるのには、莫大な費用がかかる。重量物だったり個数がたくさんだったりすると、今の技術ではちょっと難しいでしょう。衛星ほど高空でなくても利用できる中継地点や地上観測機器があると便利、ということで、気球やグライダーなど、様々な方法が考えられてきました。

とりわけ、移動通信の分野ではWi-Fi基地を高空に設置できれば、まだインフラが整備されていない土地でかなりメリットがあります。世界人口の2/3は、まだインターネットに接続できていません。


GoogleやSoftBankは気球が最適解だと考えているようです。Googleのものは「loon」といい、SoftBankは「気球無線中継システム」の開発に取り組んでいるらしい。各社は未開拓の2/3のシェアを、どうやって獲得するのか、ということになっています。

そんな状況下でFacebookは、米国ニューメキシコ州の「TITAN AEROSPACE」という企業を、約61億円で買収するそうです。この会社は、太陽電池で飛行する無人グライダーを開発してるらしい。20キロ上空を無補給で5年間、無人で飛び続ける。搭載重量は約32キログラム。Wi-Fi基地にした1万機以上を空中に浮かべ、アフリカの市場を取り込もう、という算段。定期的に地上へ戻してメンテナンスをしなければならない気球に対して大きなアドバンテージがあるそうです。

The Telegraph
Facebook buying 11,000 drones to connect Africa


毎月勤労統計により雇用の現状を確認する!
官庁エコノミストのブログ
2014年1月の賃金は、2012年3月以来、1年10カ月ぶりに0.1%ながら上昇した、というブログです。やはり、自公政権になってから賃金は上がってなかった、というわけ。これから徐々にでも上がっていくといいんだが、どうでしょうか。しかし、消費税導入前の「駆け込み需要」が見込みより少なく、各業種では肩すかし感が半端ないようです。週末に連続の大雪だったので、それが需要を押し下げる要因になっていた、という見立てがあるらしい。そのとおりなら「駆け込み」はこれからなんでしょうか。このブログによれば、今は好景気だそうで、これから雇用も賃金も上がるらしい。本当ならけっこうなことです。

チームワークを可視化する『DropTask(ドロップタスク)』でチームの作業効率アップ!
TABROID
会社組織で従来のワクを越えて横断的なプロジェクトチームが発足したりすると、始めた当初はけっこうあちこちで事故がおきたり、参加者が途惑ったりします。こうしたプロジェクトが複数混在すると、もう頭の中はパニック。チームリーダーが誰やら何が目的だったのかさえ、よくわからなくなったりする。便利なアプリがあればいいんですが、ここで紹介されているのがそう。有料の英語アプリなんだが、PCのブラウザでも使うことができるようです。

Someone made a song using Jeff Goldblum’s weird laugh from Jurassic Park
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変な役しか演じない、もしくはオファーが来ない「怪優」と呼ばれる役者さんたちがいます。ハリウッドでは、ダリル・ハンナとかシガーニー・ウィーバー、ジョニー・デップ、ゲーリー・オールドマンら。日本だと嶋田久作ですか。男優ではジェフ・ゴールドブラムがそうでしょう。「ハエ男」で注目を集め、恐竜映画では風変わりな複雑系研究者、イヌネコ映画では脇役扱い、映画『インデペンデンス・デイ』がなんとかまともな役と言えるんだが、それでもどこかエキセントリックな科学者を演じています。この記事では、映画『ジュラシック・パーク』でのゴールドブラムの笑い声から作られたラップ曲を紹介。この個性派俳優の特徴がよく出ています。

What makes flying snakes such gifted gliders?
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空を飛ぶ生物にはいろいろいます。ほ乳類にもコウモリがいる。魚もトビウオが空を飛ぶ、というより滑空します。爬虫類で飛ぶものはいるんでしょうか。ヘビが空を飛ぶ、といったら驚く人も多いんじゃないでしょうか。東南アジアの熱帯雨林には、5種類のトビヘビが確認されているらしい。特に「パラダイストビヘビ(Chrysopelea paradisi)」というヘビは、背骨にくっついてない肋骨により体を扁平にし、グライダーの翼のような断面に変形させ、揚力を得て木の上から滑空する。コンピュータシミュレーションが難しいのは、さまざまな条件に応じてヘビが的確に体の形を変えられるからだそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦