アゴラ運営のインターネット放送「言論アリーナ」。3月11日(火曜日)の放送は午後8時から1時間にわたって、「戦後の日本を支配したアメリカという物語」を放送します。出演者は愛知県立大学准教授の與那覇潤氏で、アゴラ研究所の所長である池田信夫氏と対談します。
入口は上記のニコ生サイトから。Ustreamはこちら。YouTubeはこちら(放送後、掲載します)。
2人は『日本史の終わり--変わる世界、変われない日本人』(書籍・PHP研究所)(電子出版・アゴラブックス)を共著で出版しています。
「言論アリーナ」は、いつもは生放送ですが、今回は池田信夫氏が行っている「アゴラ読書塾」の講義での対談の一部を録画したものです。
與那覇氏(ツイッター:@jyonaha )は日本近現代史の気鋭の研究者。かつてグローバルな大国であった中国との日本の関係を歴史から読み解き、今の日本が中国との関係、そしてグローバル化に苦しむ状況を分析した『中国化する日本--日中文明の衝突一千年史』がベストセラーになりました。
米国の陰謀で日本の政治がゆがめられたという『戦後史の正体』という本が2012年のベストセラーになりました。こうしたわかりやすい「陰謀史観」は人々の注目を集めます。対談では、なぜ人々がそうした物語に魅了されるのか、多角的に分析しました。参考として池田信夫氏は、アゴラのコラム「「日本を取り戻す」という物語」で、この事情について考察しています。
「言論アリーナ」では、アゴラ研究所に加えて、いくつかのシンクタンクが協力して映像番組を提供します。アゴラ研究所は、この「アリーナ」(集会場、劇場)を、視聴者の皆さんと共に政策を生み出し、社会を変える場に発展させていきます。
写真は與那覇氏、池田氏