リークするなら大手町より築地かな

新田 哲史

このたび朝日新聞さんから記者の皆さんのネット選挙勉強会の講師に指名いただき、来週お話させていただくことになりました。アゴラで昨日、「あほロアー」戦略を提唱した私めにございますが、「イノベーター」ぽく認定いただいているようで大変恐縮です。まさか、かつてのライバル紙でお話する日が来ようとは思いませんでした(苦笑)


選挙2戦2敗の不肖軍師なので選挙の専門家としてよりも、政治や選挙のネット化を取材するのに、どうすればいいのか、取材する側、される側、両方知っている私の立場から話を聞きたいとのことでした。考えてみれば、このマルチポジション取ってる人、ほかにいないだろうし、この1年の経験を元に精一杯お話させてもらいます。

それで、けさ東洋経済オンラインに連載の最終回がアップされましたが、ネット選挙を発端にしたメディアイノベーションに、実はいま一番近いのが朝日さんだとお世辞抜きに思います(詳細は記事でお楽しみに)。記者の皆さんが新しいことに貪欲です。

それにしても、もったいないのは大手町の某社。せっかくの経験をもった元社員がいるのに「頭脳流出」と思わないのかなあ(笑)非公式な飲み会も含め、一度も声をかけられたことがない。都知事選の最中も、各陣営から選対幹部の談話を一斉に掲載する際に、家入陣営でスポークスマンたる僕のコメントが、竹橋の新聞社にはご紹介いただいたのに、某社は「元社員だから載せたくない」とかデスクが意味不明のこともおっしゃっていたのだとか。別にNHKを飛び出した堀潤さんみたいにケンカ別れしたわけじゃないんだけどな~。ちょっと心外。

まあ、僕の人徳が無いから、ということにしておきましょう。というわけで、今後私が取り仕切る選挙案件の広報で1社特ダネをプレゼントという場面がある場合は、大手町より築地を優先するかもよ、と春なのに古巣に秋波を暗に送ってみる。わが党、練馬は参戦しませんが、今年も都内でまだ何か所か選挙がありまっせ。そんなところでちゃおー(^-^ゞ

新田 哲史
Q branch
広報コンサルタント/コラムニスト
個人ブログ