国連が警告するほどのジャンクフードの弊害とは

アゴラ編集部

国連が「ジャンクフードはタバコより危険」と警告して大きな話題になっています。これは5月19日のジュネーブの会合で、国連の食糧問題担当官であるオリビエ・デ・シュッター(Olivier De Schutter)氏が、高カロリーで栄養のバランスを欠いた食事、つまりジャンクフードなどの不健康な食品について「タバコより大きな健康上の脅威になっている」と課税などの規制を急ぐよう各国に求めた、というもの。同氏は「タバコ規制で団結したように各国は健康的な食事についての条約を締結するべき」と主張しているんだが、2012年にも国連の人権理事会に同様の報告書を提出し、同様の主旨の提言をしていたようです。


表題の記事では、米国UCLAの研究チームが、健康な食事とジャンクフードのような不健康な食事をマウスに与えた実験を紹介しています。3カ月後、ジャンクフード派のマウスは肥満が進み、動きも鈍くなったらしい。当たり前です。ごく普通に生活していても我々の周囲には、ありとあらうる種類の「ジャンクフード」があります。しかも、コンビニなどへ行けば、低価格で手に入りやすい。タチの悪い食べ物ほど美味しく感じるもので、ついついそればかり食べてしまいます。そうした人たちは、ジャンクフード派のマウスみたいになりつつある、というわけです。

しかし、健康的な食生活を続けるためには、すでに我々は時間とお金が必要な社会にしてしまっているのも現実でしょう。ファストフードチェーンのメニューは、安くてなぜか美味い。健康に良くない、とわかっていても手軽さや経済性でそっちを選んでしまう。女性に限らず、家庭の大人たちが自宅で料理をしなくなれば、ファストフードチェーンや総菜屋、コンビニ、中食が流行り、子どもたちの舌はジャンクフードの味に慣れてしまう、というわけです。

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鈍い行動、鈍い頭の働き ジャンクフード中毒って怖い


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米国ジョージア州にある「ノアの箱船」という非営利団体が作っている「サンクチュアリ」には、トラとライオン、そしてクマが仲良く一緒に暮らしているんだそうです。ここには100種類以上の動物が1500匹もいるらしい。衣食足りて礼節を知る、というのは人間ばかりじゃない。これら動物たちは、虐待されていたり感染症にかかっていたり、いろいろな過去があるらしい。しかし、写真を見るとトラもライオンもスゴく太ってるんだが、大丈夫なんでしょうか。

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いや残念です。シカゴ・カブス戦で2012年8月19日以来の負け。ただ、このブログでも書いてあるとおり、いつまでも勝ち続けられるわけもなく、連勝プレッシャーできつくなるうちに早々に開放されたほうが良かったんだと思います。

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JASRACがもっとも著作権収益を上げた楽曲を発表してるんだが、2013年はゴールデンボンバーの『女々しくて』だったそうです。これ、けっこうヒットまでに時間がかかってます。出たのが、2009年10月だもん。この曲、カラオケで歌われるようになったのも、PVのおもしろさからだったと思う。当コーナーでも2011年12月になってようやく注目したくらい。この時点でも発売から2年たってますね。このブログでは、JASRAC抜きで新しい収入源がアーティストにできるのか、と書いている。おそらくクラウド型音楽配信システムはどんどん広がるはず。これ、JASRACが黙ってるんでしょうか。

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体内の細胞内へ、クスリを物理的に運ぶことのできるナノサイズのロボットが実用化されようとしています。いってみれば工学的なベクター。この記事では、そのロボットを動かす世界最小のモーターを紹介している。米国テキサス大学の技術です。


アゴラ編集部:石田 雅彦