メモリアル・デーの週末から雨が多いせいで蒸し暑く、ランニングがきついです・
日本の梅雨入り前にカビの生えたジョークはともかく。
マーケットは別の意味で熱くなって来たといいましょうか、空騒ぎといいましょうか。
ダウ平均とS&P500、28日は米1~3月期国内総生産(GDP)改定値の発表前とあって高値更新にブレーキが掛かりましたが、下げは限定的でした。米10年債利回りが2.45%を割り込み約1年ぶりの低水準を示現したことも、一因でしょう。
続伸記録を4日で止めたとはいえ、週明けまではアノマリーを思い出させる展開でした。3連休前の1日前に買いを仕込んで年末に売却した場合、
そのなかで一番上昇率が高いとされているのが、
ストックチャートが、以下のように集計しています。
アノマリーとは関係ありませんが、アメリカではメモリアル・
話を相場に戻して。
今後の相場はどうなるか。1-
1~3月期は調整局面を迎えるなか、自社株買いがサポートに。
(出所 : S&P Capital IQ, Zerohedge)
ただし売上や利益の伸び率が鈍化しつつあるなかで、
調整局面を迎えるなら運命を握るのは、やっぱり中国。ベトナム船を沈没させたニュースは、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙やブルームバーグも週末なのに速報で伝えており、注目の高さがうかがえます。ただ米政府は、静観モード。ナイジェリアでボコ・
もしかすると、アジア諸国には迷惑な話とはいえ米
米金利といえば中国の米国債売却リスクが気になりますが、地政学的リスクの高まりは投資家が米国債ロングを外せない一因となりえます。こちらで指摘したように、グレート・ローテーションで10%の資金シフトが起こっただけで、6000億ドルとの資金が流入するといわれており、金融市場にある程度の緊張があった方が債券相場だけでなく他のマーケットもハッピーでしょう。
そういえば、ロシアによる米国債売却の可能性が伝えられたときも、さしてマーケットは反応しませんでしたね。視点を米国に移すと、住宅市場の回復鈍化懸念もあってFedは米金利の上昇を回避すると想定されますし、米債・米株相場にはまだ追い風が吹いているといえそうです。
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2014年5月28日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。