なぜ女性は一人で「ラーメン二郎」に行けないのか

アゴラ編集部

大ヒットしてる映画『アナと雪の女王』で妹アナの声優を務めた神田沙也加が「一人焼肉が大好き」と語っていたりするんだが、女性が牛丼チェーンやラーメン屋に一人で入るのは意外に勇気が必要なようです。女性が焼肉屋で一人だけでいると流石に目立つ。女性だけじゃなく男性でも「一人焼肉」が苦手、という人は多いんじゃないでしょうか。ちなみに俳優の小沢昭一は、一人で外食するほうが気楽で好き、と言っています。


韓国へ一人で旅行した人は体験済みかもしれないんだが、現地で一人外食すると「奇異の目」で見られます。当方が最初に一人でソウルへ行ったのは1990年代の半ば。仁寺洞の焼肉屋へ入っても、そもそも一人用のメニューがない。周囲のテーブルで焼肉を食べている複数グループの客を指さして「あれをくれ」と伝えても店主はただ憐れんだように首を振るだけ。結局、サムギョプサルにはありつけませんでした。韓国では一人で外食をする人は「友だちのいない寂しい人」と見られているわけ。こうした感覚、一人でファストフードを食べる際の日本女性と共通する部分があるのかもしれません。

タイトルにある東京の三田にある「ラーメン二郎」については当コーナーでも書いたことがあります。大ヒットしたドラマ『半沢直樹』は、主人公らが慶応大学の卒業生という設定なので「ラーメン二郎」での注文時の「呪文」である「大ダブルヤサイカラカラメ」なるセリフが出てきた。「ラーメン二郎」のラーメンはクセになるらしく「ジロリアン」なる熱烈なファンもいます。

「ラーメン二郎」のチェーンは、いわゆる暖簾分けで経営は別です。共通するのは黄色地に「ラーメン二郎」と書かれた看板と多くは赤いカウンターが特色。店によって微妙に味やトッピングなどが違うらしい。また「ラーメン二郎」に影響を受けた「インスパイア店」というのもあり、アゴラが位置する上野にもこうした「麺徳」という店がある。この店の看板も黄色地のものです。

00002
東上野「麺徳」の「普通」。「ラーメン二郎」も大同小異。これほどのボリュームを女性が食べられるのか。「連れてって」というのは男性を「誘う」ための興味本位としか思えない。

表題の記事では「ラーメン二郎」に行きたいけど行けない女性が意外に多い、と書いている。「麺徳」でも女性客はほとんどいない。最初は慶応大学の学生と一緒に行きたい女性が多いのか、と勘違いしたんだが、すでに暖簾分けチェーン店は仙台や札幌などにもあるので「ラーメン二郎」と慶応大学とのイメージ関連付けは一般的じゃないのかもしれません。しかし、どこかに「連れてって」というのはバブル時代の映画『私をスキーに連れてって』以来の定番フレーズ。こうした女性の「甘え」は、いつの時代も予定調和な秘密兵器です。


打首獄門同好会「私を二郎に連れてって」。これを見るとわかるのは、食べ残し「厳禁」なので連れてってもらう男子は食べきれない場合の「保険」というわけ。

ロケットニュース24
【マジかよ】女性の3割以上は男性に「ラーメン二郎へ連れてって欲しい」と思っている


ゲーム作りたいなら作ればいいと思うよ
島国大和のド畜生
これが元のブログで、それを受けて書いているエントリーです。自分でゲームを作りたい、と思う人がいたら、こんなことでやってみたらいい、と背中を押している。ゲームというのは、けっこう単純な構成で反復作業が中心なものを好む人も多い。ビジュアルとか凝らなくても仕様やコンセプト、キャラなどが秀逸ならテトリスみたいな落ちゲーにしても流行るかもしれません。流行る流行らない以前に、自分が作りたいモノを自分で作る、というのが楽しいんじゃないか、というわけです。

普通のヘリコプターをオスプレイと間違えてはしゃぐ大人たちの映像
NANOKAMO BLOG
YouTubeでこうした動画を探してきて、突っ込みを入れる、というのもバイラルなメディアとしてのブログではありなのかな、と思います。しかし、道路ごしに撮影してるからか、時折り画面を横切るクルマがウザイ。沖縄での情景、ということなんだが、けっこう民間空港の至近距離で軍用ヘリが離着陸してるんですね。

「オールドネイビー ビーチハウス」が湘南西浜海水浴場に夏期限定オープン!
VOGUE
ぼちぼちあちこちで海開きのニュースが聞こえてきました。まだ暑さは厳しくないんだが、騒音規制、クラブ規制、タトゥー規制に揺れた首都圏のビーチは、去年より少し静かになりそうです。ただ「海の家」は相変わらずでしょうか。GAPグループで米国カリフォルニア発のファストファッションチェーン「OLD NAVY」も海の家を出すらしい。ユニクロではちょっと、という感性層が海外ブランドのファストファッションに手を出すわけなんだが、格安と知られていない間が華。これ、毎年このへんに海の家を出す「オーカフェSHONAN」とのコラボらしい。ここは「ヌフ・カフェ」などを展開し、カフェブームの火付け役とも言われる飲食チェーン「イーストミーツウエスト」が出店。今年は単体での海の家が難しかったのかもしれません。

The Google Graveyard
SLATE
「グーグルの墓場」と題された記事です。社内プロジェクトで成功するのは10に一つくらいあれば上出来だと思うんだが、この死屍累々をご覧ください。で、6月30日の追記によれば、2004年にグーグルが立ち上げたSNS「Orkut」をこの9月30日で終わらせることになり、新たな墓標が加わった、と書いています。最後の墓碑銘は「Google Glass」なんだが、このプロジェクトは生き残るんでしょうか。


アゴラ編集部:石田 雅彦