プノンペンの歴史は「イオン前、イオン後」で語られる? --- 内藤 忍

アゴラ

カンボジア プノンペン在住、アンナキャムパートナーズ代表荒木杏奈さんのブログによれば、7月1日にエンバシーというデザイナーズマンションの一般販売が開始され、写真のように初日から販売は、順調に進んでいます(赤が今回の販売対象、グリーンがそのうち購入済みのもの)。一般販売に先駆けてこちらのサイトで先行予約を受け付けていましたが、すでに日本人オーナーもいるそうです。

カンボジアのプノンペンは、今年の後半に日本からの注目が大きくなる可能性が高いと思っています。2つの大きな変化があるからです。


1つは、東京からプノンペンへの直行便の就航です。旅行代理店のエイチ・アイ・エスなどが出資するアジア アトランティック エアラインが定期チャーター便で、9月3日から成田~プノンペン線を週3往復運航すると発表しました。直行便ができると、キャンペーンやメディアの報道で知名度が上がり、行ってみようという人が増えてきます。

もう1つの変化は、6月末にプノンペンにイオンモールがオープンしたことです。日本からの大規模ショッピングセンターの進出ということで、地元では大変な話題になっています。日本からは旗艦店のイオンスーパーマーケットをはじめ、電気のノジマ等、均一ショップのダイソー(1.9ドル均一らしいです)など、これまでのプノンペンの小売店とは別世界の品揃え。レストラン街では、回転すしの海宝丸に行列ができていると聞きます。

カンボジアの情報を伝えるメールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」は、これからプノンペンの歴史が「イオン前、イオン後」に分けられる。それくらい画期的なものだと伝えています。グランドオープンにはフン・セン首相もお迎えしたそうで、国家的なプロジェクトと認識されているのです。

そんな、プノンペンの大きな変わり目に7月30日からカンボジア スタディ・ツアーに出かけます。

投資用のコンドミニアムも、エンバシーだけではなく、間もなく完成するデ・キャッスルという物件(セカンダリーマーケットで購入可能)や、これから建設されるカーサ・メリディアン(Casa Meridian)など、選択肢が広がってきました。1000万円以下から投資できる物件もあります。また、デ・キャッスルは昨年から1年で20%以上の値上がりとなり、新しい物件も期待ができます。

スタディ・ツアーでは、プノンペンの不動産視察を網羅的に行うだけではなく、オープン間もないイオンモールやシェムリアップのアンコールワットなども見学します。3回めの開催になり、毎回密度の濃いツアーで好評を頂いています。

「イオン前」から「イオン後」になったばかりのカンボジア。歴史的タイミングとも言え、不動産投資を検討している人にとっても訪問するには、絶好のタイミングです。私も半年ぶりに見るプノンペンの変化に注目しています。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年7月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。