化石燃料を使わないEV(電気自動車)の「F1」選手権、FIAフォーミュラE選手権(FIA Formula E Championship)の公開走行が6月29日、英国ロンドンのウエストミンスター橋の上で開かれました。このシリーズ、第一戦は9月13日に中国の北京で行われ、その後、マレーシアのプトラジャヤ、ウルグアイのプンタデルエステ、アルゼンチンのブエノスアイレス、第五戦はTBAで未定、米国マイアミ、米国ロングビーチ、モナコ、ドイツのベルリン、英国ロンドンと全10レースが戦われます。北京のコースは史上初のEV用サーキットらしい。また、残念ながら、なぜか日本ではレースが行われません。
北京のコースレイアウト。北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣」の周囲を直線的に周回する。
出走チームは、イタリアのトゥルーリGPフォーミュラEチーム、中国のチャイナ・レーシング・フォーミュラEチーム、米国のアンドレッティ・オートスポーツ・フォーミュラEチーム、米国のドラゴン・レーシング・フォーミュラEチーム、フランスのe.damsルノー・フォーミュラEチーム、英国のアムリン・アグリ・フォーミュラEチーム、ドイツのアウディ・スポーツ・アプト・フォーミュラEチーム、インドのマヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチーム、英国のヴァージン・レーシング・フォーミュラEチーム、モナコのヴェンチュリー・フォーミュラEチームの10チームです。
アムリン・アグリ・フォーミュラEチームは日本の元F1ドライバー鈴木亜久里が会長になっているんだが、アムリンは英国の保険会社。また同チームは、インディカーレースにも参戦していた英国人女性ドライバー、キャサリン・レッグを起用して話題にもなっている。ただ、こちらも日本国籍のチームエントリーではありません。また、フランスのe.damsルノーは、アラン・プロストが共同オーナーになっていて、モナコのヴェンチュリーはレオナルド・ディカプリオがチーム参加にしています。
また、この「F1ワッチ」というブログに書かれているように、参戦チームでも紆余曲折があったようです。10チームの枠でやり取りがあり、スポンサーを見つけたチームが入れ替わりで参戦した、というわけ。各チームともに資金繰りはかなり厳しそうなんだが、シリーズ自体はタグ・ホイヤーがスポンサーになったり、なんとか開催までこぎ着けられそうです。
このフォーミュラE選手権、日本でのテレビ放送権は電通が握っているんだが、F1のフジテレビじゃなく、テレビ朝日が全戦オンエアするようです。しかし、日本チームも鈴木亜久里だけでドライバーに日本人がいないレース。しかも、まだ魅力や見どころが未知数のEVレースを、いったい誰が見るんでしょうか。モータースポーツはしょせん、ビジネス優先の「事業」なんだが、F1でさえ実質的に地上波から消え去った今、フォーミュラE選手権はなかなか厳しい展開になりそうな気がします。
フォーミュラE選手権、ロンドンで行われた走行会の様子。
FIA
FORMULA-e Championship
Facebook Rape — ‘Frape’ — Is Now A Crime That Could Get You 10 Years In Prison, In Ireland
BUSINESS INSIDER
この「Frape」なる言葉、あまり流行ってないんだが、少し前から使われ出していて、ログイン状態で放っておいたFacebookなどに本人になりすまして卑猥な言葉を書き込んだり、エロ写真をアップしたりして、イタズラすることを指します。Facebookを「Rape」する、というわけなんだが、アイルランドの裁判所は、女性のFacebookにイタズラした男性に対し、約28万円の罰金を言い渡したらしい。また、同様の方法でリベンジポルノみたいなことをやれば、最高で懲役10年の刑になる可能性があるそうです。
Appleの新CMは、親視点
TechCrunch日本版
アップル社CEOのティム・クック氏が独身であり、彼のプライベートがよくわからないことから、ゲイではないか、とウワサされています。別に誰の性的嗜好がどんなでも犯罪にならない限り問題ないんだが、いわれのないウワサなら同情せざるを得ない。どうでもいいことはともかく、この記事ではアップルの新しいCMを紹介しています。子育てって大変だけど楽しそうですね。
‘Jimmy’ the 3D-printed robot coming soon from Intel
IT WORLD
どうも世界的な「ロボットブーム」になっているようで、Intelがこの9月に二足歩行の小型ヒューマノイド「Jimmy」を発売するそうです。ソフトウエア開発やプログラミングも可能、というのは、ソフトバンクの「Pepper」のコンセプトによく似ている。3Dプリンターを使い、アクチュエーターや骨格、ICチップやセンサーが搭載された基板などの外側をデザインすることが可能らしい。スマホなどを使ってコントロールする。価格は1500ドルくらいになりそうです。
Image credit: Intel
What maps of America get wrong
VOX
米国に対する「正しい理解」とでもいう動画です。各州の地理や位置、ネイティブアメリカン、ハワイ、プエルトリコ、グアムの歴史などなど、米国人も知らない米国のことをわかりやすく紹介しています。
アゴラ編集部:石田 雅彦