待ちくたびれないか心配な実写版『進撃の巨人』

アゴラ編集部

諫山創原作のマンガ『進撃の巨人』は『別冊少年マガジン』にて連載中なんだが、コミック単行本の発行部数は、2014年8月8日に発売予定の第14巻目で累計4000万部に達する大ヒット作品になっています。また、原作を微調整したテレビアニメは2013年4月から9月まで放映され、こちらも大人気で続編が待たれる状態です。

しかし、2011年10月にはすでに実写映画化が発表され、アニメの続編が宙ぶらりんのまま、2015年夏公開の映画『進撃の巨人』へバトンタッチされるような雰囲気になっています。アニメも原作に追いついた時点で中断されているわけなんだが、映画が公開される頃、原作のストーリーはどこまで進んでいるんでしょう。


そのあたりの整合性も計算に入れつつ、メディアミックスで盛り上げていくんだろうが、一年後というのは今の時代、けっこう「非現実的」な先の話になりがちです。アニメの再放送は、五月雨式に地方局で放映されつつあり、手を変え品を変えながらどこまで『進撃の巨人』ブームを引っ張れるか、ちょっと興味深い。

原作のほうは、すでに対巨人というより、人間同士の軋轢や王国内の陰謀のほうへ焦点が移っています。ストーリーも複雑になりつつあり、途中から入り込めない感じもある。イメージを壊す恐れのある実写化はリスクも大きいわけで、アニメは原作者から「原作を超えた」との賛辞まで出たようなんだが、映画はどう完成度を高めていくんでしょうか。

今年2014年1月に単発でスバルのテレビCMに出た実写版のテスト映像と思われる作品では、巨人がCGで描かれていました。実際のスタントマンの動きにCG加工したものと、高さ約2メートルと言われる上半身だけの模型を使った映像などを画像処理して実写に合体したらしい。さてさて、映画の大画面で巨人たちはどう暴れまわるんでしょうか。
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映画『進撃の巨人』公式ホームページ。

シネマトゥデイ
実写版『進撃の巨人』2部作で来夏公開 ハセヒロ・希子・さとみ・ピエールら新キャスト明らかに


Quantum Wonderland: Neutron ‘Cheshire Cats’ Created
livescience
ルイス・キャロルの寓話『不思議の国のアリス』の中に「チェシャ猫」というネコが出てきます。おかしな笑い声を残し、姿が消えてしまうネコなんだが、この記事は、実態としての「ネコ」と性質としての「笑い声」を分離できるかどうか、という量子力学のお話しです。この世界にはどうも、右手と左手のように「L」と「R」に分かれた「電子スピン」の世界があるようで、鏡像関係のような左右対称のような、そんなことと関係していそうなんだが、間違っているかもしれません。いずれにせよ、実態としての「ネコ」を性質としての「笑い声」と「L」と「R」に分離できれば、上記の試みが可能かもしれない、というわけ。物理学とネコ、といえば「シュレディンガーの猫」が有名で、これは箱の中のネコが「生きているか、死んでいるか」箱を開けるまでわからない、という当たり前の話なんだが、箱を開ける前までは生きているネコも死んでいるネコも同時に存在するわけです。で、これは「量子チェシャ猫」も実態と性質が別に存在するのかもしれない、という研究。よくわからない話で当方も困惑しています。申し訳ない。

検索がアプリで行われる傾向が増、Googleなどのシェアは低下傾向に
TechCrunch日本版
すでに若い人たちの間では、スマホやタブレットが携帯ガジェットの主流になっています。PCほど多機能である必要のない端末でいい、ということは、多機能な端末で何か作業したり仕事したり表現したりする、という人が少なくなっていることでもある。こうした人々は、情報を消費し、端末を使って自ら何かを作り出し生み出すことはあまりない。技術や情報の商品的特質からすれば、デジタルガジェットも例外ではなく、作り出し果実を得る側と単に消費して金を払うだけの側に分化されてつつあるんでしょう。

Samuel L Jackson: ‘London taught me about style’
The Telegraph
映画俳優サミュエル・L・ジャクソンのインタビュー記事です。彼は、男性特有のがんである精巣がんについてのキャンペーン「One for the boys」に参加しています。米国では30秒に一人、このがんを発症しているらしい。人種的な差が大きく、白人種に顕著で黒人や黄色人種には少ない。ただ、年齢が若いうちに発症することが多く、検査や治療への抵抗から発見が遅れることもありがち。このキャンペーンは、そうした患者のためのものだそうです。

音楽を演奏することは脳にどのような影響を与えるのか?
Gigazine
なにか楽器を演奏することはできますか? 当方は、ギターとベースを弾こうと試み、テナーサックスを二十数万円で購入して練習したんだが、どれも上達せず、放り出してあります。ゴルフにせよ文章にせよ、何にせよ、上達しないと楽しくないですね。楽器というのは、歌とか口笛なんかと違って、直感的に演奏できるもんじゃない。鍵盤楽器や管楽器なんかは、キーボードのブラインドタッチみたいなもんだと思ってたんだが、両者はどこか微妙に違います。もともと音感も悪いし頭も悪いので、楽器に手を出しても成果は得られなかったのかもしれません。


アゴラ編集部:石田 雅彦