昨日夕方、北海道から戻り、今日から平常モードでお仕事です。早速、アポイントメントが3件。しっかりペースを上げて取り組んでいきたいと思います。
北海道では、地元の方に地元の人しかいかないような場所ばかり案内してもらいました。
北海道は海産物が有名ですが、観光客が出かけるような朝市などには、地元の人はまず行かないそうです。品質もそこそこ、価格は観光地価格ですから、わざわざ行くメリットが無いからです。
東京へのおみやげにする、うにやいくら、毛ガニといった食材の購入のため、小樽の観光地エリアから少し離れた、南樽市場というところを紹介してもらいました。ここには、観光客はほとんどいません。地元の人が野菜や肉、魚を日常的に買っている本当の市場(いちば)です。毎日来る常連を相手にしているので、変な品物は売っていません。地元の目の肥えた人が買っているような高品質の食材を、観光地価格の3割安くらいで購入できます。
また、写真は小樽のとある海鮮料理のお店で出てきたものですが、圧倒的な鮮度で最高品質の海産物を味わうことができました。生きている貝やエビなどを軽くあぶって、塩と醤油だけで食べる。何ともシンプルな料理ですが、ここにも観光客はほとんどいません。地元の人だけを相手に、家族経営でひっそりと営業している不思議なお店なのです。
札幌や小樽の有名なお店で、海鮮丼を食べると東京で食べるのと同じくらいの値段を取られます。そして味も東京とそんなに変わらなかったりするのです。観光気分で楽しむにはそれでも充分でしょうが、せっかくならもう一ひねりして、より満足度の高いセレクションをしたいものです。
最終日には、札幌の有名なジンギスカンのお店ではなく、地元の人が愛用する焼き肉店に連れて行ってもらいました。そこで食べるラムは臭みもなく柔らかくてジューシーな肉質と焼いた時の香りが最高でした。普通の焼き肉店ですから、観光客には見向きもされませんが、実はこんなお店の方がリーズナブルで美味しいのです。
旅行に行く時は、できるだけ地元の人に地元の情報を教えてもらう。本当に価値のある情報とは、ガイドブックに書いてないものです。本当に重要な情報はインフォーマルなネットワークからしか得られないというのは、旅行に限らず、すべてのことに共通していることです。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年9月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。