規制緩和でも機内で使える電子機器に要注意

アゴラ編集部

昨日9月1日から旅客機など、航空機の中での電子機器の使用制限が緩和されました。これにより、乗っている航空機の機材(機種、機体)によっては、デジカメやオーディオプレーヤーなど電波を発しない機器、またBluetoothなどを使ったマウスなどは、搭乗後もずっと使えるようになります。

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国交省のプレスリリースより。


国交省から8月7日に出された「航空機内における電子機器の使用制限を緩和します」という発表によれば、機材(機種、機体)を通信電波への耐性によって強い1とやや弱い2、3、最も弱い4の4タイプに分けています。この耐性の違いとは、通信に必要な電波の耐性、微弱な不用電波への耐性。国交省の担当者によると、この、微弱な不用電波、というのは電磁波によるノイズのことだそうです。

区分1の機材は、この両方に耐性を持ち、区分2は通信に必要な電波への耐性はないが微弱な電波への耐性は持つ機材、区分3はその逆になっています。また、区分4はどちらの耐性も持たない機材、だそうで、電子機器が出す電磁波、つまりノイズがいかに航空機に影響を及ぼすか、よくわかると思います。

耐性の強い区分1は、ボーイング787、777、767-300の機内Wi-Fi装着機か国交省航空局の確認が取れた機材、737-800、エアバスA380、A320、ボンバルディアCRJ200など。耐性が1より弱いタイプ2は、767-300の区分1以外の機材、737-500、737-400などになっています。

予約の際や時刻表に記載されている機材は、変更になることがよくあります。もし機内でデジタル機器を使いたいと思う場合は、搭乗後に自分が乗った機材について乗務員などに聴いて説明を受けておくことが必要でしょう。

また、どの区分の航空機でも9月1日以降もこれまでと同様に、携帯電話やスマホ、タブレット端末、トランシーバー、ラジコン、無線マイクなど、航空機外との無線通信が可能になっている電子機器は、離着した後の滑走終了以降を除いて使用禁止です。ただ、スマホなどは機外と交信できない「機内モード」にすれば使用可能。いずれにせよ、乗務員の指示に従って行動し、周囲の乗客を不安がらせないようにしましょう。

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ボーイング787は、電波に対する耐性の強い区分1。

Aviation Wire
離着陸時のデジカメ使用解禁 スマホなども制限緩和


Too Little Too Late: Ferguson Police Now Wearing Body Cameras
CROOKS AND LIARS
依然として燻り続ける米国ミズーリ州ファーガソンでの黒人暴動なんだが、この発端が白人警官による黒人少年の射殺だった、というわけで、これは、遅まきながら同地区の警察官が記録用のカメラを装着した、という記事です。この事件により、米国国内では従来の経済的格差に加え、人種差別的な不満が噴出しているらしい。どうも最近は本来のテーマ性を失った感のあったラップミュージックも、これにより息を吹き返しているようです。

Something incredible is happening in Scotland. And if the result is a yes vote the shock to the UK will be extreme
the guardian
サッカーワールドカップなんかでは、イングランド代表とスコットランド代表がいて別だったり、国旗も例のユニオンジャックが分解されたものだったりと、いわゆる「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」、つまりユナイテッドキングダム、英国というのは一枚岩ではありません。この9月18日、スコットランドで、英国から独立するかどうかの是非を問う住民投票が行われるらしい。イアン・フレミング原作の映画『007』シリーズの主人公ジェームス・ボンドはスコティッシュという設定で、先日公開されたシリーズ最新作の『007 スカイフォール』では、彼が故郷のスコットランド、グレンコー(Glencoe)で激戦を繰り広げます。このグレンコー、スコティッシュにとって忘れがたい土地で、1692年にはいわゆる「グレンコーの虐殺」が起きました。これ、同時期の日本で言えば豊臣家の滅亡とか島原の乱みたいなもんで、イングランド勢力によりグレンコーの村人78人が斬殺され、あるいは焼き殺された。映画『スカイフォール』ではボンドの生まれ育った屋敷が燃やされるんだが、それを知ればあれは何やら象徴的なシーンに違いありません。おそらく、イングランドとスコットランドの確執は、我々日本人が思うよりずっと根深く複雑なものなんでしょう。

ホオジロザメがかみつく様子を超接近撮影した貴重なムービー「REMUS SharkCam: The hunter and the hunted」
Gigazine
米国マサチューセッツ州ボストン近郊にある「ウッズホール海洋研究所(WHOI)」が、6つのカメラを備えた無人の遠隔潜水艇を海中へ投じ、サメに食いつかせた、という話です。連中がどんなふうに獲物に襲いかかるのか、よくわかる。前兆は何もない。いきなり噛みついてきます。固い潜水艇の外側はサメの歯に攻撃され、塗料ははげてザラザラになっている。こんなのに海で出会いたくないもんです。

古河電池と凸版印刷 水だけで発電する非常用「マグネシウム電池」開発、12月に販売へ。CSR意識がビジネスに展開
Finance GreenWatch
洗剤容器のような紙製の四角い箱に水や海水を2リットル入れると電池になる、というものだそうです。電池の容量は300Wh、5V出力で1.2Aの電流を取り出すことが可能。スマホなら最大で30回ほど充電できるらしい。一回、使い切りの一次電池です。
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古河電池のプレスリリースより。


アゴラ編集部:石田 雅彦