クルド人勢力が「反イスラム国」で結束

アゴラ編集部

「敵の敵は味方」とはよく言ったもので、今では中東を蹂躙する勢いの「イスラム国」に対し、かつてトルコ政府と激しく対峙していたクルディスタン労働者党(PKK)など、クルド人自治組織が結束して戦っているようです。

表題は米軍内の新聞の記事なんだが、PKKの女性兵士にインタビューしている。一時は米国などからテロ組織と認定されたPKKも「反イスラム国」という立場では「敵の敵は味方」というわけです。

もちろん、イスラム国で女性兵士というのはイスラムの戒律上いません。トルコのクルディスタン労働者党というのは、マルクスレーニン主義を標榜する組織。もしイスラム国の勢力圏で彼女が捕虜になったら、その末路は充分に予想できる。

イスラム国という「究極のテロ集団」が誕生した結果、どうも中東での「反イスラム国勢力」がまとまりつつあるようです。

Stars and Stripes
Female fighters of the PKK may be the Islamic State’s worst nightmare


The surprising health benefits of butter
Natural News
バターというのは美味しいんだが、けっこうカロリーも高いしコレステロールも気になる食べ物です。しかし、この記事によれば、バターは冤罪の犠牲者らしい。なぜなら、心臓病や血管系の疾患の原因は、高脂肪食品ではない、という研究結果が最近よく発表され始めているから。むしろ、バターの優れた栄養価は健康へ好影響を与えるそうです。飽和脂肪も悪さはしないし、良質のバターには酪酸が含まれ、この酪酸は炎症を抑え、胃の中の細菌を攻撃します。さらにリノール酸は健康補助食品にも使われているほど。またバターに含まれるビタミンAやミネラル成分は、細胞の活性化や遺伝子の複製に不可欠の栄養素なんだそうです。もちろん、バターに限らず食べ過ぎは良くないんだが、バターの悪影響をあまり気にすることはない、というわけです。

期待感、特に他人に対する期待感が苦手
K Diary
当方はグランドスラムの試合、けっこうテレビで観戦してるんだが、試合時間と時差の関係で全仏とウィンブルドンが多いんですな。ほぼ毎年、この2大会の男子決勝は観ている。しかし、全米を生で観る場合、日本では早朝の試合になり、なかなか難しかったりします。そんな半端な観戦ファンなので、こないだの錦織圭選手とノバク・ジョコビッチ選手との準決勝の試合は観てません。まあ、錦織選手については、いつでもグランドスラムでいいところまで登ってきてもおかしくない活躍ぶりだったんだが、やはり故障が多く、これまで何度かチャンスがあってもそのたびにふいにしてきたわけです。だから、今回も「快挙」とは言えない。当然、とまでは言わんが驚きはしない、という感じ。しかし、日本のマスメディアの熱狂ぶりはかなり不自然です。デング熱じゃないが何かを隠そうとするかのよう。なので、錦織選手の報道の「違和感」については長谷川豊氏のブログのような意見も当然、出てくるんだろうと思います。

思春期の夜更かしは将来の肥満の原因に
Qlife Pro
夏休みも終わったんだが、長い休みの期間中、生活のリズムを崩す子どもも多いようです。特に今の子どもたちに夜更かしのタネはつきない。昔の子どもは親から早く寝ろと叱られたもんなんだが、最近はどうなんでしょう。子ども部屋で隔離されると、夜中にいったい何をしているのかわからないんじゃないでしょうか。この記事によれば、16歳のときの睡眠が21歳にどんな影響を与えたのか分析したところ、平均睡眠時間が6時間未満の人たちは8時間以上とっている人たちに比べ、肥満になる割合が20%も高いことがわかったらしい。子どもの頃、あまり睡眠を取らなかった人は肥満に要注意です。

“オッス!オラ、イクメン!”のちょい燃え解説と、共有型しつけの紹介
斗比主閲子の姑日記
旦那が子育てを手伝う、というのは、もうすっかり一般的になって、そうじゃないとやってけない状態にまで事態が進んでると思うんだが、そうした旦那衆を「イクメン」と呼び、何か特別な存在であるかのように際立たせることがいまだに続いているようです。子育ての「プロ」というのは、普通の母親ならだいたいそうなんで、父親だって同じように「プロ」なのかもしれません。子育ての方法に正解はない、とも言います。「共有型しつけ」というのが出てくるんだが、これも子どもによって影響はマチマチなんじゃないかとも思う。十人十色とはいえ、なかなか難しい問題です。確かにモヤモヤするわ。


アゴラ編集部:石田 雅彦