ジャズの名物FM番組が終了か

アゴラ編集部

ジャズ、というのは、生誕の地である米国でも衰退コンテンツのようです。東海岸やシカゴはまだしも、西海岸に行くとまともなジャズを聴ける店はほとんどない。ニューヨークのCD屋に行ってもジャズのコーナーは寂しいほど小さいです。

むしろ、北欧とか日本、韓国なんかで細々と命脈を保っている。当方が住む横浜は、おそらく単一面積におけるジャズ・ライブ店の密度で言えば世界一ではないかと思います。


東京のラジオ局、interFMでジャズの名物番組といえば、小川隆夫氏がナビゲートする『JAZZ Convesation』なんだが、なんどか放送時間や尺を変えつつ、2010年1月から約4年半、続いてきた番組です。当方もこの番組が好きでよく聴いていたんだが、9月28日の放送で終了するらしい。

小川氏自身は「やる気満々」。しかしこのご時世、ジャズのFM番組を続けるのは金銭的になかなか難しい、とのことです。奇しくも9月28日は小川氏が敬愛するマイルス・デイビスの命日。ジャズ好きとしては、なんとか新たにスポンサーが見つかってこの番組が継続できないものか、と祈っております。

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JAZZ ConvesationのHP。

小川隆夫のJAZZ blog
9月21日の「Jazz Conversation」


This GIF Shows How Unemployment Swept Across America After The Financial Crisis
BUSINESS INSIDER
1990年から2013年までの全米の失業率の変化を地図上に表したチャートの紹介です。1990年代の終わりから2000年代の始めにかけて失業率がグングン減っていくんだが、リーマンショックのせいか、2010年代に入ると色の濃い地域が増え、2013年にはやや持ち直す、といった変化になっています。なかなか興味深い。

なぜ?辞めたくても辞められない… とことん使い潰される「優しい人」
SankeiBiz
現実にはこういうタイプの人って多いんじゃないかと思います。優しい、というより、自分で何かを決められない人でしょうか。流されやすいタイプというか、優柔不断というか。そういうのを「優しい」というのはどうも抵抗がある。しかし、昔から人間社会というのは、こういうタイプがいてこそ成立する部分があるわけで、みんながみんな、パワハラする側の社会は崩壊するでしょう。いずれにせよ、黙っていれば圧力をかけられ壁際に追い込まれて損をする。分断され、各個撃破されたら、資本の力に抵抗するすべはありません。

The Slowest-Growing Industries Of The Past Year
Forbes
米国では鉄鋼や金属加工などの製造産業が、近年になく低成長をしている、という記事です。長大重厚型から脱却中なのでしょうがないのかもしれませんが、総身に知恵が回りかねる、というのもこうした産業の特徴でもあり、日々刻々と変化する経済情勢や原料費などに即応できないことも原因でしょう。やはり、なかなかハンドリングの難しい業界のようです。

羽田空港の深夜早朝着陸料、11月から割引 都心へ深夜バスも
Aviation Wire
いわゆる「インチョン・ショック」で危機感を抱いた日本の航空行政が「本気を出し」て復調の兆しを見せている羽田空港なんだが、ここにきて一気に攻勢をかけているようです。インチョンの乗り継ぎ客が激減とかインチョン鉄道が大赤字、という話もあり、東アジアのハブ空港をめぐる争いが激化しつつあります。この記事では、羽田空港が国際便でさらに競争力をつけるための施策を紹介。国交省は、羽田空港関連の深夜の交通機関の整備にも本腰を入れ始めているようです。
*インチョン空港0601
写真はちょっと前のインチョン国際空港。


アゴラ編集部:石田 雅彦