9月23日、米軍がいわゆる「イスラム国(IS、米軍呼称ではthe Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」への本格的な空爆を開始しました。攻撃の主体は、空軍、海軍、海兵隊によるもので、オバマ米大統領は、陸上部隊の投入はしないと名言しています。今回の攻撃は、米海軍艦船からのトマホークや有人無人の攻撃機なども使用され、この「MilitaryTimes」の動画では、アーレイ・バーク(Arieigh Burke)駆逐艦から続々と打ち出されるトマホークミサイルが映っています。
これは同じ動画がYouTubeへ転載されたものです。アーレイ・バーク駆逐艦とフィリピンシーというクルーザーから、合計47発のトマホークが発射された。シリア領内に拠点を置く二つのテロリストグループへの攻撃、ということなんだが、今回、新型戦闘機F-22が初めて実戦へ投入されたものの、空爆は戦闘機、爆撃機、無人攻撃機などの混成部隊で行われているらしい。また、バーレーンやヨルダン、カタール、アラブ首長国連邦も空爆に参加した、とのことです。
攻撃対象になっている二つのテロリストの一つは、アルカイダの古参グループ「The Khorasan Group」で、このグループがヨーロッパ各国でテロ参加者を募集している主体になっています。シリア北部の都市アレッポ近郊にあるThe Khorasan Groupの拠点に対し、米軍のみの攻撃で訓練キャンプや軍需品生産施設、通信や指揮施設などを破壊したようです。
これは「ArmyTimes」に掲載されたシリア領内ISILへの空爆の動画です。イラク戦争を想起させるピンポイント爆撃の様子がよくわかる。イスラム国の航空勢力の1/3は、主にシリア領内にあり、今回の攻撃対象にもなっています。残りはイラクの北部に展開されているんだが、フランスの戦闘機が先週、初めてイクラ領内のイスラム国勢力へ攻撃しました。
一方、自国領内で攻撃が行われているシリアのアサド政権は、特に明確な反応をみせていません。イスラム国は反アサドなので、米軍の攻撃を歓迎しているんでしょうか。シリアの首都ダマスカス近郊には強力な対空ミサイルが設置され、米軍も容易に近づけない。イスラム国攻撃に地上軍は投入しない米国は、空爆だけでイスラム国の勢いを削ぐことができるんでしょうか。また、同勢力が衰退することは、アサド政権を利することになる。中東情勢は新たな局面に入りつつあるようです。
今回の攻撃対象拠点。「AirForceTimes」より。
AirForceTimes
U.S. strikes inside Syria target two terror groups
iPhone 6/6 Plus、3日で1,000万台売れる
GIZMODOジャパン
なんだかんだ言っても強いです。当方はまだiPhone5を使おうと思ってるのであまり食指は動かない。画面の大きい6PlusのほうもiPad miniとどう違うのか微妙。しかし、買い換え需要ってけっこうあるもんですね。
More than 25,000 people caught viewing child porn online
The Telegraph
英国では、2万5000人以上の人がオンラインで児童ポルノを閲覧している、という記事です。捜査当局のスポークスマンによると、おそらく5万から6万人が常時アクセスしている、とのこと。2006年の米国の捜査では、全世界で児童虐待画像が入っている約3万台のコンピュータを識別したらしい。捜査当局は、これらのアクセスユーザーやコンピュータを監視し、犯罪の摘発につなげていく、とのことです。
Researchers achieve long-distance light to matter quantum teleportation
gizmag
テレポーテーション、空間移動に関する記事です。まだ光子の量子状態での移動しかできないんだが、現状ではどれだけ長距離を移動させられるか、に研究のテーマが映ってきている。研究者らは、6Kmを25Kmへ伸ばそうとしているようです。
2015 Mercedes-Benz C63 AMG Details, Images Released In Germany
MOTOR AUTHORITY
現行のメルセデスベンツのCクラス「C63AMG」は、自然吸気、6.3Lのガソリンエンジンが搭載されているんだが、今回発表された次期タイプでは4.0Lになるようです。ただ、現行はV型8気筒なのに対し、次期タイプはV型8気筒ツインターボ。燃費は、新型の「AMGブルーダイレクト」という直噴技術で12.2Km(欧州複合モード燃費)を達成しているらしい。値段は米国仕様で63000ドル。なんとか手頃な価格になっています。
2015 Mercedes-Benz C63 AMG
アゴラ編集部:石田 雅彦