近未来の人類は女性が多数派に?

アゴラ編集部

気候変動により、男女比率が変わって男性より女性のほうが多くなるかもしれない、という研究結果が出たようです。これは兵庫県赤穂市にある産婦人科病院の医院長らによるもので、かつて喫煙者の子どもには女児が多いことを報告して話題になったのと同じ研究者です。

なぜ気候変動で男女比が変わってくるか、といえば、男児の胎児や新生児が気候変動の影響やストレスを受けやすいから、ということらしい。もともと、男児は育てにくく、そのため「一姫二太郎」という言葉も生まれたんだが、新生児の比率はそれを勘定に入れて男児のほうがやや多くなっています。


ちょっと驚くのは、この研究、発展途上国のデータではなく、日本における1968年から2012年の人口動態統計や胎児の死亡率や乳幼児の出生率などから導き出されたものだという点。例えば、2010年の猛暑や2011年の寒冬の年に新生児の男女比が変化した、とのことです。過去にも同じような調査が行われており、北欧では暖冬などの気温の変化と男女比に正の相関関係があることがわかっています。

ただ、必ずしも気温と男女比がリンクするわけではなく、約1世紀にわたるフィンランドとニュージーランドにおける調査では、こうした相関は見られませんでした。その一方で、近年の異常気象が、こうした性差にどう影響するのかについて研究者らは興味を持っているようです。今回の研究について2011年の東日本大震災の影響を疑う意見もあるんだが、この年の男女の出生比率に大きな変化はありませんでした。

いずれにせよ、災害などを引き起こす異常気象は、我々の生活や人生に大きな影響を与えるのは間違いありません。表題の記事で紹介されている研究結果は慎重に判断する必要があるんだが、もしも長期的に男女の比率が変わっていくとすれば、将来の人類社会は今と違った光景になっているのかもしれません。

livescience
Climate Change Could Alter Human Male-Female Ratio


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アゴラ編集部:石田 雅彦