テレビに監視される世界

アゴラ編集部

最近のテレビは「賢く」てインターネットと音声認識機能を使い、声で命じるとリモコンを使わずとも操作できたり、ネット通販などで気軽に買い物ができるような機種も登場しています。しかし、これは逆も真なりで、テレビがマイクになれば、あなたたちの会話が、ネットの向こう側にいる誰かに筒抜けになっている、ということでもあります。


このためサムスンは、音声認識機能付きのスマートテレビについて、テレビの前で個人情報などを会話しないように警告しました。第三者にこれらデータが送信される危険性について注意喚起した、というわけです。

また、Amazonでもネット通販が便利になる音声認識スピーカーを出しています。表題の記事では、これも問題にしている。世の中、どんどん便利になっているのは確かですが、技術を悪用されないためのセキュリティや個々人レベルでのリテラシーが必要にもなっています。


SamsungのスマートテレビHPより。ジョージ・オーウェルの『1984』が現出か、と各種メディアが騒いでいる

TechCrunch
Today In Creepy Privacy Policies, Samsung’s Eavesdropping TV


Google’s Growth Is Slowing Down
agilecatcloud
さしものGoogleも成長率が鈍化している、という記事です。AndroidスマホはiPhoneの攻勢にさらされているし、ネット広告も収入減少となっている。デジタルビジネスを牽引してきたGoogleですが、インターネットには新たな収益モデルが必要となっているのかもしれません。

via:BI Intelligence

商業ドローンの実用化と道路交通法の改正について
弁護士小林正啓と弁護士櫻井美幸のブログです
米国などではすでに自動運転自動車や商用ドローンが実用化寸前になっています。道交法や通信法、航空法など、規制が多く、役人の恣意を可能な限り活かしておこうという日本では、なかなかこうしたことが進まず、実証実験でさえ難しい。国交省や警察、経産省など、縦割り行政もさらにこれらを疎外します。新たな規制や緩和など、なかなか微妙な問題でしょうけれど、ちょっと真剣に考えるべき時期かと思います。

2015年、都内で観られる西洋絵画の展覧会
弐代目・青い日記帳
充実のリストで、とても参考になります。この中では、2014年11月22日からリニューアル開館した東京都庭園美術館の「幻想絶佳 :アール・デコと古典主義」(2015年1月17日~4月7日)に個人的に行ってみたい。あとは少し先ですが、国立新美術館で開かれる「マグリット展」(2015年3月25日~6月29日)も良さげです。

マグリット展」のHPより。

Extinct Mega-Rodent Had Teeth Like Elephant Tusks
livescience
南アフリカで発見された、約3万年前の齧歯類の化石を紹介している記事です。齧歯類ですからネズミの仲間。しかしコイツは、体重1トン近い大きさにまで成長する可能性が示唆されています。これまで知られている最大の齧歯類も約680kgの大きさがあったんですが、ウルグアイの海岸から発見されたコイツには現在のゾウのような牙が生えていたそうです。強力な破壊力の顎を持った大型の牛サイズのネズミなんてゾッとしませんね。


アゴラ編集部:石田 雅彦