地球「コア」の謎が次第に明らかに

アゴラ編集部

我々の足の下にある地球について、その実態は長く謎めいています。宇宙空間はわりに観察が容易なので、高性能の電波望遠鏡などを使って徐々にその神秘のベールがはがされてきました。深海も同様で少しずつ未知の部分が明らかになっています。


しかし、地球内部については地震波などの反響を分析することくらいでしか、観察することができません。いったい、どんな物質で構成されているのか、どんな構造になっているのか、まだハッキリとはわからない。研究者らは地面を強く叩いたり地震が起きたときのデータを分析したりして、地球の中身をのぞいてきた、というわけです。

表題の記事によれば、米国イリノイ大学の研究者らが、『nature geoscience』に地球内部についての新たな仮説を投稿したようです。これがイリノイ大学のリリース。内部コアは月より小さいサイズで、従来から考えられていた通り、二重構造になっているらしい。外殻は内側の核の倍の大きさで、鉄やニッケルなどによって構成されています。この鉄の結晶の並び方が今回の研究成果のキモ。外核の鉄の結晶は南北方向へ並び、内核のそれは東西方向に整列しているそうです。


イリノイ大学のリリースより。

地球は巨大なダイナモ、というのはよく聴くたとえですが、鉄の結晶の並び方が磁場の形成などに影響を与えているのかもしれません。これは、地球という惑星がどうやってできたのか、その歴史を解き明かすことにもつながる貴重な研究成果といえるでしょう。


地球内部の「コア(核)」は二重構造になっていて、その主な成分は鉄。外核の鉄の結晶は南北方向に整列され、内側の核の鉄の結晶は東西方向に並んでいる。Credit: Lachina Publishing Services

PHYS.ORG
Earth’s surprise inside: Geologists unlock mysteries of the planet’s inner core


No, America Has Never Been a Christian Country — Why Does the Myth Persist?
ALTERNET
議会の開会など、米国の公式行事でよく「合衆国国旗への忠誠の誓い(Pledge of Allegiance)」という一文が唱和されます。これはアメリカ合衆国への忠誠心の宣誓で、その中に「One Nation, Under God」というフレーズがある。この「God」、キリスト教的一神教なので単数名詞になっています。しかし、建国以来、米国は単純なキリスト教国ではなかったらしい。今でもユダヤ教やイスラム教、多種多様なキリスト教の亜流などが混在し、「Gods」という複数名詞の国というのが本当のところでしょう。この記事によれば、南北戦争時に米国内にイスラム教徒が20%もいたらしい。アフリカから連れてこられた黒人奴隷たちも現地の「ブラックマジック」を信奉し、キリスト教会から「異端」とされているモルモン教もユタ州という一州を作ったほどです。例えば、大統領就任式で聖書に手を置いて宣誓するのは、決まり事だからではなく、もし仮にイスラム教徒の大統領が誕生すれば彼または彼女はコーランに手を置いて宣誓してもかまわない、とされているようです。

「健康な女性の卵子凍結保存を推奨しない」─日産婦
HAKUR|健康美容ニュースブログ|ダイエット・病気・恋愛
日産婦というのは「日本産科婦人科学会」のことです。卵子が「老化」する前に、将来、出産するときのため、若い時期に卵子を取り出し、冷凍保存しておく、というもの。若い女性が安心して出産や育児ができるようになるのは、いつのことなんでしょうか。

Paul McCartney got super embarrassed when the Grammy cameras caught him dancing
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グラミー賞でノリノリになったポール・マッカートニーが、思わず立ち上がってダンスし、その行動がちょっと恥ずかしかったのか、すぐに座ってしまった、という記事です。音楽史の巨人もお茶目な一面、というわけ。まったく恥ずかしい感じはしません。
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タイトルの惹かれたあなた、念のため、誰でもレンタルされる、というわけじゃなさそうです。こういうおっさんだからこそ、というサービス。また、若い女子がレンタルする、というわけでもない。しかし我こそは、という自信のあるおっさんは同じビジネスをやってみるのもいいかもしれません。


アゴラ編集部:石田 雅彦