恐竜好きにはいくつかの流派があるようです。大まかに分けると、肉食恐竜がいたくお気に入りの一派、そして首の長いブラキオサウルスなど草食恐竜好きな一派です。恐竜の時代の生態系も基本的には現在のアフリカなどと同じで、ごく少数の捕食者と大量の数の被捕食者で構成されていたと考えられています。
肉食と草食で区分けされるカテゴリーですが、時代別でも好き嫌いが分かれるようです。ジュラ紀と白亜紀ではかなり恐竜の種類が異なる。ただ、ジュラ紀は、約1億9960万年前から約1億4550万年前までの地質時代です。白亜紀との境界には何か大絶滅のようなイベントが起きたわけではなく、長い中生代を区分する便宜上、アンモナイトなどの生物相の変化で二つに分けた、という事情のようです。
しかし、何しろジュラ紀も白亜紀も数千万年というスパンで長いので、それぞれの地質時代で出現する恐竜種には違いがあります。よくある間違いで、ジュラ紀の恐竜と白亜紀の恐竜が混在しているイラストなどがあり、例えば頭の上に鼻腔が空いていたブラキオサウルスはジュラ紀後期で絶滅したと考えられています。
つまり、彼らが白亜紀の肉食恐竜ティラノサウルスに補食される、という場面は化石年代的にはあり得ません。もちろん、ジュラ紀と白亜紀を長くまたいで棲息していたイグアノドンのような草食恐竜もいますが、彼らは生態系でかなり成功した種だったのでしょう。
ジュラ紀の恐竜が好きな少年少女たちの人気者は、やはりステゴサウルスでしょう。名前が子供心をそそる強烈なインパクトなのですが、詳しくない人も、背中にスペード型の「盾」を何枚も並べ、尻尾に鋭いスパイクをはやしたその姿をみればわかると思います。
表題の記事では、ロンドンの自然史博物館のキュレーターが並べた巨大なステゴサウルスの化石について紹介しています。約360個からなるこの化石は、現在、もっとも完ぺきなステゴサウルスの全身骨格と言われ、2003年に米国ワイオミング州のレッドキャニオン牧場で発見されました。「ソフィー(Sophie)」と名付けられたこの骨格をもとに体重を3Dモデルなどを駆使して推量すると約1560kgになるらしい。大きな牛か中型のクジラ類と同じくらいでしょうか。
「ソフィー」というのは彼女のニックネーム。画像:Board of Trustees, Natural History Museum
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
London: Natural History Museum researchers reveal Sophie the Stegosaurus weighed 1,560kg
Cyborg Roaches Could Be Used to Find Disaster Survivors
livescience
複数の超小型ロボットをグリッド型に組み合わせる、という発想はかなり以前からありました。日本でも原発事故などの過酷事態への対処の一つの解法として、こうした合体ロボが考えられていたことがある。しかし、いわゆる「安全神話」による「原発に過酷事故は起きない」という政策から、この手の研究開発に予算が下りなくなった、という経緯があります。この記事には、ゴキブリに搭載された小型ロボットセンサーがタッグを組んで災害現場で被害者の捜索にたずさわる、というようなことが書いてある。このゴキブリはロボットではなく、モノホンの生体。非侵襲で外からゴキブリの行動をコントロールするらしい。ゴキブリが天敵や捕食者などを検出するセンサーに影響を与え、その行動の60%を操作できるんだそうです。
ゴキブリは自身の行動を遠隔で操作されるためのバックパックを背負っている。Credit: Carlos Sanchez/Texas A&M University
これで女子中学生!?超絶テクがすごすぎる謎のガールズバンド鮮烈デビュー!
Qetic
5ギターに3ドラムスという不可思議な編成の女性バンドです。前髪がウザいんじゃないか。テクニック的にはやはり中学生の域を出ない。こうしたガールズ系バンドってのは、たとえばSCANDALなんかがあります。SCANDALは見事に「育って」単なる女子高生バンドから脱皮した好事例。「五五七二三二〇」というバンド名ですが、その実態はももいろクローバーZなどが所属するスターダストプロモーションの「私立恵比寿中学」なんだそうです。おっさんには何が何やら、という感じです。
ピーチ、空飛ぶおかん募集 カテゴリー別CA採用
Aviation Wires
いわゆる「シングルマザー」という人たちほど、仕事と子育ての両立に悩んでいる人はいないでしょう。彼女たちは、社会も行政も家族でさえ味方ではないことも多い。しかし、事情が事情だけにモチベーションは高く、就業意欲も旺盛です。こうした女性たちを積極的に採用している業種業態も多い。この記事ではLLCのピーチ航空が、多種多様な人材を採用している、と紹介しています。「おかんメール」が一部で話題にもなっていますが、ピーチにはお母さんCAも誕生するらしい。なかなか興味深い試みです。
ピーチ・アビエーションの客室乗務員オーディションの募集PDFより。
MicrosoftがXbox One版「Wasteland 2」を正式アナウンス、膨大なコンテンツの概要を紹介する新トレーラーも
doope!
地球が「Wasteland」になってしまった核戦争から数十年後の世界を舞台にした終末系のロールプレイングゲーム「Wasteland(ウェイストランド)」が初めて登場したのは1988年のことです。最初は、コモドールや8bit時代のDOSやアップルのコンピュータ向けのソフトだった。その後、多くのファンの要望に応えて続編がいくつか企画されますが、なかなか難しく、今回ようやくパート2ができた、というわけです。その世界観は動画をご覧ください。
アゴラ編集部:石田 雅彦