資産運用のすべてを3か月間でマスターする「資産設計実践会」のメインコンテンツ「2日間徹底合宿」が、始まりました。週末2日間を丸々使うハードなスケジュールですが、40名近い参加者が集まりました。
今回は金融資産が5000万円以上の人が対象。自分自身の資産に関するアセットアロケーションを決定し、実践できるところまで持っていくことを目標にしています。単に、講義を聞いてそれをメモするという一方通行ではなく、ワークを行い、グループで情報交換をして、最終的に自分で考えて結論を出せるようにするということです。
初日は11時からはじまり、夕方6時まで、講義、ワーク、そして2人のスペシャルゲストの講演と盛り沢山な内容にしました。特に、スペシャルゲストの講演は、理論だけではなく、具体的な投資対象を見ながら、一般には提供されていない投資機会を探る有益な内容だったと思います。
資産運用で成果を出すためには
1.運用利回りを向上させる
2.運用コストを低下させる
の2つしか方法はありません
運用利回りを向上させる方法は、金融資産と実物資産では異なります。「リスクを取らないリスク」から脱却できたとしても、その先で運用方法を間違えてしまえば、意味のないリスクを取ってしまうことになります。金融資産に関しては、運用手法の選択が極めて重要です。また、実物資産の利回り向上については、「目利きのネットワーク」が必要です。それを提供するのが、この講座の目的の1つになります。
運用コストを低下させる方法もいくつかあります。コストの削減は、確実にリターンの向上に結び付きますから、合理的に判断して不必要なコストをかけないことです。投資信託の信託報酬を年間1%削減する方法がわかれば、資産1000万円で年間10万円、10年なら100万円のコスト削減になります。また、為替手数料を1ドルにつき1円節約できれば、10万ドル(1200万円)の外貨送金のコストは10万円削減できます。海外不動産投資を行う人にとっては、大きなメリットになります。
合宿は本日で終わりますが、得られた知識、経験、そして人的なネットワークは、これからの財産になります。後は、せっかく手に入れたものを、有効に活用するのか、それともしないのか。それは、それぞれの受講者のアクションを起こす勇気にかかっています。
初日終了後の懇親会も大いに盛り上がり、合宿の内容についても高い評価を頂き、大きな手ごたえを感じることができました。2日目も「価値>価格」を意識しながら、受講者の資産運用のお手伝いをしていきます。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年5月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。