以前書いた、起業に向かない人の「7つの特徴」というブログ記事は、「いいね!」が400を超え、多くの方に読んでいただけました。今日は、その続編で、起業して、サラリーマン時代より良かったと思う「7つのこと」をまとめてみようと思います。
起業といっても、私の場合はIPOを目指してベンチャーを立ち上げ、会社を大きくしていくのが目的ではなく、独立して少人数で仕事をしていくようなワークスタイルです。20年以上続けていた会社員生活と比べると、そんな仕事のやり方には、良かったと思うことがたくさんあります。
1.時間を縛られない生活が実現できた
休みや一日の時間の使い方を自分で決められるのが、最大のメリットです。週末に仕事をして平日に休んだり、昼からワイン飲んで(写真)、ジェットバスで寛いだり、自分のやりたいように時間が決められます。人が仕事をしていない時に仕事をして、皆が仕事をしている時に仕事しないパターンを意識していますが、それによってストレスの無い生活が実現しました。
2.仕事の意思決定が早くなった
会社で仕事をしている時は、ミーティングで決めることが多く、いつまでも意思決定できない場合も多々あったのですが、1人で仕事を始めると決めるのは全て自分。責任を感じ、プレッシャーでもありますが、サクサク仕事が進み、無意味なミーティングが無くなったのは良いことです。
3.仕事をやりたくない人とは、無理にやらなくて良くなった
仕事は「何をやるか」も大切ですが「誰とやるか」はもっと大切かもしれません。サラリーマンは上司も仕事相手も選べませんが、今はやりたくない人とは、やらない自由を持てるようになりました。
4.服装が自由になった
元々服装はラフな方が好きです。スーツとネクタイという日本の気候に向いていない服装を夏の間しなくて良いのは、本当に快適です。基本的にスーツは着ないようになりました。服装だけではなく、髪型やヒゲを生やすのも自由。相手に不快感を与えない範囲で、自由にやっています。
5.通勤ラッシュから解放された
朝夕にオフィスと自宅を往復するというライフスタイルに、25年以上浸かっていましたが、今は通勤はありません。自宅で仕事をしたり、時々銀座のオフィスで仕事をしたりという感じで、移動はラッシュを避けて、日中にできるだけするようにしています。
6.好きな仕事に集中できるようになった
「何をするか」は基本的に自分ですべて決められますから、好きな仕事を優先できるようになります。なので、自分が楽しく、相手にメリットを提供でき、社会にとってもプラスになるような仕事を探し、それを優先して手掛けるように意識しています。
7.人間関係が大きく広がった
新しいライフスタイルになって、今まで出会うことの無かった新しい世界の人たちとの交流が始まりました。アーティストの人、飲食関係の人、珍しい投資をしている人・・・。会社で仕事をしていたらきっと会うことの無かった人たちとのコミュニケーションはとても刺激的です。
こう書いてみると、何だか良いことだらけのようですが、逆に後悔していることもあるのではないか?そんな質問が聞こえてきそうです。今回の記事の反応が良ければ、また続編を書いてみたいと思います。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年5月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。