木曜日の深夜に羽田から出て、夜行便で金曜日の朝5時にホーチミンに到着。「内藤忍と行く!2泊5日ベトナム&カンボジア視察ツアー」がスタートです。
初日はホーチミン市内のコンドミニアムの見学を行いました。5つの物件を視察。7月から外国人にも開放されるというベトナム不動産の可能性を探りました。
ホーチミンの印象を表現するなら「過剰」という言葉がフィットするように思いました。
コンドミニアムの建設ラッシュ、道路を走る大量のバイク、そして、両替すると数字がやたらと大きくなるベトナム・ドン。成長する国にはエネルギーが溢れていましたが、全てが大量で、正に溢れ出すという言葉がピッタリなのです。
投資を目的としたスタディツアーではありますが、朝ごはんは地元の有名なお店でフォーを、ランチにはこれまた評価の高い有名店でバンセオと呼ばれるベトナム風お好み焼きを、そして夜は炭で焼いた名物の子豚の丸焼き(写真)を楽しみました。豚の丸焼きは、表面がカリカリに焼かれ、北京ダックのような香ばしくクリスピーでジューシーな一品に仕上がっていました。
丸の内朝大学のマネーコミュニケーションクラスのフィールドワークで行った女川は「壁ドンより女川丼」のキャッチフレーズで、名物の海鮮丼をアピールしていましたが、ホーチミンに来ると「壁ドンより、ベトナム・ドン」が圧倒的に気になります。
ホテルで40ドルを両替すると868,000ドンになりました。凄い金額のようですが、実は5000円程度。20人で食べたディナーの会計は700万ドンでしたが、日本円にするとこれも、4万円程度です。一人換算で20ドル(2500円)程度ですから、大した金額ではありません。何回計算しても、金額のイメージがつかみにくい通貨です。
ホーチミンの不動産に関して言えば、流動性のあるマーケットに外国人がアクセスすることは現状難しく、購入後の管理についても信頼できる業者を見つけるのが困難という印象を受けました。また全体に価格は高めで、魅力的な投資対象を見つけるのは簡単ではありません。
地下鉄建設などインフラの整備は急速に進んでいますから、長期的には不動産の価値は上がっていくでしょうが、新興国の不動産投資の対象国として仲間入りするには、まだ少し時間がかかりそうです。
週末の土日はカンボジアのプノンペンです。引き続き不動産視察と現地のワイルドな食事を、19名の参加者と一緒に楽しみたいと思います。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年6月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。