アゴラ読者の皆様、アゴラ研究所では今年も恒例の「夏合宿」を開催します。
テーマは「戦後史から未来を考える」。今年は戦後70年ですが、果たして日本はあの戦争、さらに明治期以降の歴史を直視できたのでしょうか。安保法制の議論などを見る限り、まだまだ「戦後」は終わっていないようにも思えます。
すでに戦争を知る世代はほとんど姿を消す一方、世代間の様々な格差もあらわになってきています。今回の夏合宿では、昭和一桁生まれの代表、田原総一朗さんを迎え、戦後世代から団塊ジュニアなどの若い世代まで幅広い論者に参加いただき、皆様と一緒に日本の戦後とこれからの未来について考えていきたいと思います。
時間:2015年8月8日(土)~9日(日)
場所:湘南国際村・IPC生産性国際交流センター(神奈川県葉山町)地図
プログラム
8月8日(土)
14:00 トークセッション「”戦後レジーム”をどう清算するか」
コーディネーター・池田信夫(アゴラ研究所長)
国会の憲法論争をめぐる不毛な「神学論争」にはいつもながら呆れさせられますが、実は日本の根源的な問題は、戦後にはなく、明治期からさらにもっと「古層」に潜む根深いものだ、という議論もあります。これについて、池田信夫がゲストや会場の皆様と考えていきます。カジュアルで気軽なセッションです。
16:00 第1セッション「若い世代にとっての戦後70年」
大阪市で行われた住民投票の結果などをめぐり、世代間格差が取りざたされ始めています。団塊ジュニア前後の世代は、戦後70年をどうとらえ、さらに日本の未来についてどんな問題意識を持っているのでしょうか。若い世代の考え方をディスカッションします。
宇佐美 典也(元経産省)
海老沢 由紀(政治活動家)
おときた 駿(東京都議)
新田 哲史(元読売新聞)
司会:石田雅彦(アゴラ編集部)
18:00 夕食
19:00 第2セッション「戦後史から未来を考える」
昭和史を俯瞰できる田原さんや『未完のファシズム』の著者である片山杜秀さん、若手歴史学者の呉座勇一さんを交え、戦前戦後に横たわる歴史問題から日本人の固有の精神構造まで踏み込んだ議論をします。
田原総一朗(ジャーナリスト)
片山杜秀(政治学者)
呉座勇一(歴史家)
司会:池田信夫
21:00~ 懇親会
8月9日(日)
9:00 「片山杜秀、音楽の魅力を考える」
著作『音盤考現学』や『音盤博物誌』で吉田秀和賞およびサントリー学芸賞受賞の受賞歴もある片山さんとクラシックや現代音楽を聞きながら、その魅力や気楽な聴き方を考えます。カジュアルなセッションです。
11:00 コーヒーブレーク
12:00 解散(午後は葉山の自然や湘南海岸の散策をお楽しみください)
参加費(宿泊・食事つき・消費税込):
5万4000円(7月6日までに入金いただいた場合)
6万4800円(7月7日以降)
定員:35名(先着順で締め切ります)
お申し込みは申し込みフォームからどうぞ(PayPalも使えます)