アゴラ研究所の運営するエネルギー・環境問題のバーチャルシンクタンクGEPR(グローバルエナジー・ポリシーリサーチ)はサイトを更新しました。
今週のアップデート
フランスの電力会社EDFが福島事故を受けて、原子力事故対応チームを作りました。それを日本の将来を考える会の理事植田脩三さんが解説します。
大気中に粒子を巻き気温を下げるなど人工的な取り組み「ジオエンジニアリング」が、温暖化対策の一つとして、世界の気候学者の間で議論されるようになりました。現状と問題点を、GEPR編集者の石井孝明が解説します。
米国をはじめ各国で採用されているリスク分析が、日本の原子力の規制、事故対策などあらゆる場面で活用されていません。その問題を取り上げました。GEPR編集者の石井孝明が解説します。
今週のリンク
英フィナンシャルタイムズ5月25日記事。英語。ゲイツ氏が今後5年間の再エネへの投資を50億ドルと、これまでの5年の2倍の20億ドル(約2500億円)にすることを表明。核燃料サイクルにも関心を示しているようです。
MITニュース6月24日記事。マサチューセッツ工科大学の研究チームが移動浮遊式の原子力発電所の構想を発表しました。110万kW、30万kW級です。先進国では陸上の立地が難しくなっていることの解決策だそうです。
ニッポンドットコム。日本財団の運営する情報提供サイト。この前決まった電源構成などを分かりやすく図表化しています。各国語訳も上記で見られます。
原子力安全委員会2006年文章。「今回のゼロリスク追及をやめよう」の関連文章です。同委員会は解体されましたが、原子力規制委員会がこれを残しています。
ブルームバーグ6 月24日公開。英語。同社の再エネのリポート。2040年までに、1・いたるところで太陽光発電 (Solar, solar everywhere) 、2・消費者主体による発電 (Power to the People) 、3・エネルギー需要成長率の低下 (Demand undershoots)、4・ガスの燃え上がりは部分的 (Gas flares only briefly)、5・気候変動危機 (Climate peril)の5つの潮流が強まるとしています。