海外不動産投資のリスクをミニマイズする方法 --- 内藤 忍

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まだ真夏だというのに、もう年末の幻冬舎のセミナーの募集が始まりました。定期的に開催している海外不動産投資の定番セミナーです。

海外不動産投資は国内不動産に比べリスクが大きいのは事実です。

日本語での情報が少ないこと、地理的に距離があること、日本人にとっては国内に比べ馴染みが薄いことなどは、海外不動産投資のハードルを高めている要因です。また外貨投資なので為替のリスクも存在します。

法律面でも国内の不動産取引は宅地建物取引業法による重要事項の説明など投資家の保護がなされています。それに対し、海外不動産に関しては、国内においては不当景品類及び不当表示防止法、消費者契約法といった不動産取引とは直接関係の無い法律で規制されているだけです。

私も自分自身が投資家として、海外に複数の不動産を保有し、スタディツアーなどで海外の不動産を取扱い会社をご紹介することもありますから、取引をする会社の選択には神経を使っています。

幸い、最初に購入したアメリカの不動産は現地の管理会社が完璧な管理をしており、一度も空室にならず4年以上が経過しました。その間、家賃は2回も上昇し、円安もあって、インカム収入は当初より円ベースで7割近く増えました。

昨年完成したカンボジアのコンドミニアムも、日本人のテナントに入ってもらい、毎月インカムを得ることができています。こちらも、現地の管理会社から賃貸レポートが毎月送られてきます。購入時の円の投資額から計算すれば、グロスで15%程度の利回りになっています。

海外不動産も国内の不動産と同様に、個人で所有する場合、5年以内の売却は日本国内のキャピタルゲイン税がほぼ倍になりますから、5年超の保有が前提になります。

投資ですから、リスクはありますが、信頼できる会社を選択することができれば、高いリターンを実現することも可能です。リスクを少しでも小さくするには、国内で開催されるセミナーやフェアに参加し、興味を持った国については現地を視察するスタディツアーに参加することをおススメしています。

年末のセミナーを待てないという方には、今月29日、30日に東京大手町で開催されるこちらのフェアをご案内したいと思います。

国内海外の資産運用に関係する24社がブースを出展し、最新の情報を提供します。海外不動産に関しては、アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、ニュージーランド、マレーシア、タイ、フィリピン、カンボジア、スリランカといった国々の情報を得ることができます。

不動産を紹介してくれる会社の人に直接会って話を聞く。その上で、興味のある国や地域が見つかったら、現地で、物件だけではなく、管理会社のオフィスも見学してみる。納得した上で投資をすることで、後から後悔しない投資の決断ができると思います。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年8月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。