こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
昨晩は選挙・政治を扱う過去最大級のメディアとなる選挙ドットコム(鋭意リニューアル作業中!)のックオフ・イベント(レセプションパーティー)に参加をしてきました。
従来の選挙情報を網羅的に扱うデータベースサイト「ザ選挙」の事業を継承し、生まれ変わった政治の総合メディアサイトです。
「選挙をもっと、オモシロク」
をキャッチフレーズに、単に選挙情報を網羅的に掲載するだけでなく、ネットを通じて有権者と政治をつなげるあらゆる試みをしかけていくそうです。
その志は高く、目標はなんと「77%」。
この数字は何かというと、戦後の国政選挙における過去最高の投票率です。
政治への無関心・低投票率のトレンドに一石を投じ、またそれによってお金と情報が集まり、「選挙・政治情報」の発信がビジネスとして成立していく…
ちなみにこうした「選挙サイト」は残念ながらほとんどお金にならず、運営者の方々の志と持ち出しで運営されてきたのが実情でした。
ビジネスと言うと
「またお金か!」
と言われそうですが、やはり業界自体が盛り上がり存続していくためには、お金・人・情報が集まり、回っていくことが必要不可欠だと思います。
そこまでの道はもちろん険しいものだと思いますし、ネット選挙の解禁も「それほどインパクトがなかった」と結論付けられつつあります。
しかし、ネットへの需要は確実に増してきていますし、このトレンドが後退することはまずありえません。
「有権者はネットなんて見ない」
とまことしやかに語られる一方で、
「ネットしか見ない」
有権者層がいることもまた確かなのです。
■
(選挙ドットコム立ち上げの決意を語るCEO高畑さん)
とはいえ、ただでさえ「オモシロクない」政治・選挙の情報を有権者たちに届けていくのは至難の業です。
われわれ政治家サイドも含めて(数少ない。苦笑)当事者たちすべてが知恵と技術を絞っていく必要があるでしょう。
なんとなく「こうなるといいな」と勝手に妄想しているのは、例えば大人気の
「弁護士ドットコム」
http://www.bengo4.com/
の政治ver。
弁護士ドットコムは単に弁護士たちのデータベースだけでなく、現職弁護士のコメントや知見を活かしたコラムが評判を呼んでいます。
同様に、政策通と言われる政治家・議員たちに特定のネタでコメントを取りに行って、あらゆる社会の身近な疑問に「政治的」な視点で切り込んでいく…
あるいは、応援する政治家をクリックや献金で育てる・応援できる「ファンサイト」のようなコーナーを作って、政治家↔支援者に限らず横のつながりを作っていくポータルになるとか…
選挙ドットコムはCEOを始め、民間で経験を積んできた若く優秀な方々ばかりですから、前例に囚われず様々な挑戦をしていってほしいなと思います。
もちろん、私にできることがあれば、いつでも惜しみのない協力をする所存です。
そしてこれまで、前身である「ザ選挙」をボランティア同然で(というか持ち出しで)支え、ここまで大きくしてきた高橋茂さん、大変お疲れ様でした!
それでは、また明日。
おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。
twitter @otokita
Facebook おときた駿