旅に出ることが人生にプラスの影響を与える3つの理由 --- 内藤 忍

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自分でホテルや交通手段を予約していく予定の無い旅をしていると、旅に出ることが、人生に良い影響を与えてくれることを実感します。

旅は意思決定の連続です。次はどこに行くか、ホテルはどこに予約するかといった決定をするのと同じように、実は人生も意思決定の連続から成り立っています。結婚するのか、転職するのか、引っ越しするのかというように様々な意思決定をして、それが自分の方向性を決めて、人生を変えていく。どちらも自己責任で、最終判断は自分です。

旅に出ることで、自分の意思決定で人生を変えられることを知るのです。

意思決定を懸命にやっても、運や巡り合わせによって思い通りの結果にならないことも同じです。現実には自分ではコントロールできないことがたくさんあります。完璧な電車の乗り継ぎスケジュールを組んだら、電車が遅れて乗れなくなった。せっかく予約できたレストランが手違いで満席で入れなかった。それとは逆に、現地で知り合った人と仲良くなって一緒に食事をした。偶然キャンセルでいつも満室のホテルに安く泊まることができたといったラッキーも起こり得ます。

旅に出ることで、世の中には自分がコントロールできないことも当たり前のように存在することを知るのです。

さらに、時間とお金の制約の中で考えるというのも共通しています。一部の例外を除いて、旅行にも人生にも時間とお金という2つの制約要因があります。限られた2つのリソースを如何に活用して、楽しく充実したものにしていくかを考えるという点では共通なのです。

旅に出ることで、自分が持っているリソースを大切に使わなければいけないことを知るのです。

旅をすることは、濃縮された人生を短期間で体験しているようなもの。旅の経験を積めば積むほど、人生に対する理解も深まり、どうやったら充実させることができるかを考えるようになるのです。

最近旅に出たことが無い人は、思い切って休みを取ってどこかに当てもなく出かけてみましょう。自分で決めて自分で結果を受け入れる。短期間でそんな経験をすることで、人生に対する対峙の方法が変わってくるかもしれません。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年8月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。