米国の起業家精神、アントレプレナーシップは、マイクロソフトやアップル、グーグルなどをみるまでもなく、米国人のメンタリティの中に深く根ざしている。表題の記事は、マサチューセッツ州にある私立大学、バブソン大学(Babson College)の調査を紹介しているが、米国での起業家が史上最高の24万人に達したらしい。
この大学は、アントレプレナーシップ教育で有名だ。トヨタの現社長、豊田章男氏やイオン社長の岡田元也氏らもこの大学を卒業している。
もともと米国は起業を後押しする環境が整っている。投資家も多く資金を集めやすく、たとえ失敗しても再チャレンジがしやすい。社会も起業家を称賛するし、株価は乱高下しているが現在までの米国の経済状況も起業しやすいものになっているようだ。
日本では、すっかり起業熱がさめた感がある。むしろ若い人は、就業についてかなり保守的になっているようだ。起業家の育たない日本。大丈夫だろうか。
Inc.
Entrepreneurship in the U.S. Reaches Record Highs
どれくらいの頻度で メール・チェックしますか? アメリカでの調査結果を1枚のチャートで!
Agile Cat ─ in the cloud
SNSを利用するコミュニケーションが増えているせいで、メールはあまり使わなくなっている、という記事だ。メールソフトの存在意義は薄くなるのかもしれないが、スマホなどをいじる頻度は増えるだろう。単に手段が変わっただけで、SNSのメッセージ機能に移行しているわけだ。
ミジンコはたった4個体を起源とする北米からの帰化種だった ─日本に生息する生物の意外な由来─
東北大学大学院生命科学研究科群集生態分野
ちょっと前のリリースだが興味深いので紹介する。数百年前から3000年前の間に日本にいるミジンコの祖先が、北米大陸から渡ってきた、というものだ。数百年前から3000年前といえば、室町時代の後半から江戸時代、さらに縄文時代のころになる。鎖国以前に太平洋路線の交易船などによっって持ち込まれたのかもしれない。
自民党、18歳以上からの飲酒喫煙を合法化する方針へ
スラド
禁煙議連なる集まりがあるわけだが、神奈川県などで行われている分煙活動や受動喫煙防止の動きはなかなか全国に広がっていかない。現状では、タバコ業界や財務省などと医療、厚労省などとの綱引きが続いている。タバコも飲酒も生活習慣病に悪影響を与えるのは周知の事実であり、始める年齢が早いほど影響の度合いも大きくなる。放射線と同じ疾病発症の危険因子なのは確かであり、たくさん穴が空いたバケツから一滴ずつ水が滴り落ちるイメージで、喫煙や飲酒も、がんなどを発症する穴の一つとなる。
グーグル自動走行車がダメっぽい理由 自動車とスマホの違い
世界のニュース トトメス5世
自動運転が実用化されれば、高齢者などの移動にはかなり大きな影響を与えそうだ。この記事では、Googleはクルマ自体を作れないし、自動車業界もGoogleの技術を安易に導入はしないだろう、と書いている。自動運転技術は、ソフトウエア的なパテントとして使用料をどう徴収するかが難問だ、というわけだが、カーナビのようにオプション扱いでクルマの値段に上乗せされるんだろう。
アゴラ編集部:石田 雅彦