ひとり親の児童扶養手当の拡充は、厚労大臣も公式な場で検討を宣言する等、状況は進展しています。
一方で、給付額の増加のためには、年末に向けた厚労省と財務省の折衝の中で、財務省が首を縦に振らなければ拡充は見込めません。
財政状況の厳しい中、給付額を上げるためには、何としても財務省の協力が欠かせないのです。
そんな中、財務省副大臣である、坂井学議員を訪ね、ひとり親の低すぎる給付の増額について、要望を行いました。
坂井学副大臣は、三期という若手にも関わらず、財務副大臣という要職に抜擢された俊英。自民党若手の期待のホープです。
国交省政務官として被災地現場を歩き、厳しい経済環境にある方々との対話を繰り返してきた坂井副大臣は、ひとり親の厳しい状況について真摯に耳を傾けて下さいました。
年末に向けて大詰めを迎えるひとり親の児童扶養手当の拡充問題。我々「ひとり親を救え」プロジェクトは、今後も政府や政治家の方々に、ひとり親の状況と子どもの貧困について、地道に伝え続けていきたいと思います。
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2015年11月20日の記事を転載させていただきました(タイトルはアゴラ編集部で改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。