群馬県高崎市で開催された「販売甲子園」の全国大会。九州から唯一出場したのが鶴翔(かくしょう)高校(鹿児島県阿久根市)のチーム「おごじょkitchen」だ。
全国から39チームが参加。貸与された6万円の予算内で商品を作り、売り上げや接客のほか、商品の独自性、地域性を含むアイディアなどが審査された。
鶴翔高校のチームは、アジ茶漬け、鶴翔コロッケ、豚味噌で勝負。
見事、準優勝!に輝いた。
「今の生徒は、練習試合に負けたくない、負けたくない・・・と負けることにこだわりすぎている」と近藤伸子校長。「全国に引っ張り出して、自分がなんぼのものか知ってほしい。」と力を込める。
昨年の修学旅行では、学校農業クラブの活動で優れた実績がある京都の桂高校を訪問。生徒も、「自分たちの反省点を多く見つけ、同時に向上意欲も高まりました。今回気づいた点を踏まえ、大きく改善し、次回につなげたい」と語る。
今年の修学旅行では、「獅子島の子落とし塾」に参加した高校生が、京都大学を訪問したいと言い出した。高校生の嬉しい変化をしっかり受け止めて、校長先生自ら引率するという。
校長先生の情熱が、生徒に火をつけ、ますます燃えあがる。
鶴翔高校の今後に期待したい。
<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68480758.html
編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2015年12月10日の記事を転載させていただきました(アゴラ編集部で改題)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。