年末の京都 --- 松田 公太

思い立って、京都に来ています。

府内では17か所の寺院が世界遺産として登録されていますが、今回は海外からの観光客の増加ぶりも見てみようと、最も有名な金閣寺と龍安寺を久々に訪れてみました。

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写真の金閣(舎利殿)が特に有名なため、一般的に金閣寺と呼ばれていますが、正式名は鹿苑寺(ろくおんじ)と言います。

背景の山々、湖面に映る金閣、澄んだ空気・・・(1950年に焼失してしまったの で、現存しているものは1955年に新しく建てられたものですが)極楽浄土をこの世で表したとされるだけあって、その美しさには圧倒されます。

元は応永4年(1397年) に西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受け、山荘北山殿を造営したのが始まりと言われています。中国渡来の美術を愛玩する唐物 趣味の茶会が誕生したのもこの時代ですね。

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銀河泉(ぎんがせん)は足利義満がお茶の水に使ったと伝えられる泉で、今も水が湧きだしています。

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食事は龍安寺の境内にある西源院で。綺麗な日本庭園を眺め、古都京都の長い歴史に思いを馳せながら、湯豆腐と精進料理をいただきました。

数年前に訪れた時よりも格段に観光客の数は多く、金閣寺では歩くのも困難なほどでした。
しかし、要所要所の英語表記もまだ少ない上に、警備員も英語が不得意なようで、歩行順路の説明にも難儀している様子。

「日本なんだから日本語で何が悪い。表記も英語にしたらイメージが崩れる」と考える人も多そうですが、真剣に観光産業の発展を考えるなら、このような所の改善は不可欠だと思います。

年末はブログでも政治の話題を少な目にしてきましたが、締めくくりに古都を訪れて、心を磨き澄ますことができました。

2015年は激動の一年でしたが、皆様の応援を胸に闘い続けました。本当に感謝しております。

来年も一層精進し頑張る所存ですので、宜しくお願い申し上げます!


松田公太宣材


編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2015年12月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。