ラグビー五郎丸選手の活躍により、脚光を浴びることとなった「ルーティーン」。
あの独特の動作をキック前にやることによって集中力を高めているのだそうです。
「AERA増大号。民主主義の特集に私のインタビューコメントも載っています」
私は若いころにルーティーンという言葉にネガティブなイメージを持っていました。
特に米国では「ルーティーン・ワーク」というと出社してから帰宅するまで同じような作業が続き、改善や発展の可能性が少ない「仕事」のことを指していて、クリエイティビティに欠けるものだと考えられているのです。
しかし、サラリーマン及び経営者時代は、そのルーティーン・ワークにこそ楽しみや改善を見出して「成長」することの尊さを学び、常に数値目標などを設定して切磋琢磨するよう心がけてきました。
例えばATMでの現金入れ替え作業や、スペシャルティコーヒーを作る手順、そしてチラシのホッチキス止めまで、ありとあらゆるものに目標をセットしてクリアしてきたのです。
また最近は、1年や人生の「節目」で凛とした気持ちになるために、ルーティーンをこなすことも大切だと思うようになってきました。
例えば、年末1週間前ぐらいには家内安全を願いながら大掃除をしますし、大晦日には年越しそばを頂きながら来年の無病息災を祈るようにしています。
そして、ここ5年以上続けているのは、新年が明けてすぐに、一年の願いを込めて打たせて頂く鐘。
鐘の音と共に、本当に心が洗われるような気持ちになります。
是非、皆さんも様々な機会にルーティーンを取り入れてみては如何でしょうか?
「ヤマノビューティメイトの山野社長と」
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年1月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。