驚くべきニュースが選挙ドットコム編集部の耳に入ってきました。Twitterの文字制限が140字から10000字になる見込みだという。(詳しくは下記リンク)
http://appllio.com/20160106-7879-twitter-chara
早速、Twitterには「140字という制限がミニブログであるtwitterの特徴だったのに…」などと戸惑いの声があふれている。
Twitterは、拡散力が強く選挙で無視できないメディアとして広く知られています。実名が多く、リアルの関係性によるつながりがわかりやすいFacebookと比べると広くReTweetされた時の瞬発力は大変なものがあります。日本の政治家で最もフォロワー(twitter上でその人の記事を読んでいる人)が多い橋下徹元大阪市長は140万超ものフォロワーを持つ。彼の思わせぶりな投稿は、それだけでテレビのニュースになるなど、高い影響力を誇ってました。
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誤解を招き、炎上しやすい?Twitter
しかし同時に短文による投稿であるがゆえに、しばしば誤解を招き炎上の原因となってきたことも事実です。蓮舫民主党参議院議員のように、何を投稿しても批判する書き込みが尽きない議員がいるなど、政治における活用には難しいところもあります。
どうしても140文字では文脈が切り取られるなど、誤解を招きやすかったですが、その文字数制限がなくなったらどうなるでしょうか。まず、字数制限がなくなれば、連続する投稿は一回で済むようになり、政治家も丁寧な説明ができるようになります。すると、揚げ足取りのような誤解に基づく書き込みが減るかもしれません。
一方で、140字という気軽さは、従来政治に興味を持たなかった層が政治家の意見に接しやすくする効果がありました。そういったその字数制限がなくなることで、政治家の投稿に気軽に接する機会がなくなるかも知れません。それはネット選挙にとって好ましいことではない可能性もあります。
ぜひ、政治家には政治をわかりやすい言葉で有権者に語り続けて欲しいと考えています。選挙ドットコムは今後も政治家のSNS利用を応援して行きたいと考えています。
選挙ドットコム編集部
編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2016年1月12日の記事「Twitterの文字制限が140字から10,000字になる見込み。政治家にとっては有利になるの?」を転載させていただきました(タイトル改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコムをご覧ください。