日本を元気にする会を離れ、無所属議員として活動します

こんにちは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
昨日、代表宛に退会届(離党届)を提出し、無所属議員となりました。


(筆ペンで書くのに10回くらい失敗し、最後は印刷に…)

なお、出席させていただけませんでしたが、本日の役員会で井上義行参議院議員の離党届も受理されたようで、所属国会議員が4名となった元気会は政治団体へと移行する見込みです。

そもそも、政党がその要件を失ってもそのまま政治団体として存続するということが極めてレアケースで、対応には迷いました。
私自身は「政党」でなくなれば、何らかの形で清算・総括するべきと考えていたからです。

政党助成法に基づかない団体になった時点で、政党であるという理由で受けていた政党交付金を原資とするお金が残っているならば、それも国庫に返納するのが本来の在り方とも言えます。

しかしながら、政治団体として継続するということですから、ここを一つの区切りとして、新たに誕生する政治団体には加わる意思がないことを明確とするため、退会届を提出いたしました。

退会の主な理由は、上記の「そもそも政党でなくなった(≒解党した)」ということと、以前に述べた政治路線・党運営に対する見解の相違の二点です。

「維新・元気」の統一会派には、残念ながら賛同できません
http://otokitashun.com/blog/daily/10027/

この党の創設メンバーの一人として断腸の思いでありますが、私には今の元気会がブレていない・変わっていないと明言することができません。

今回の党運営を決断された方々の意思は尊重しつつも、自分なりの筋を通させていただきたいと思います。

これは政党ではなく、新しい政治のスタート。日本を元気にする会、始動。
http://otokitashun.com/blog/daily/5805/

この記事を書いたのがちょうど1年前で、ゼロから組織を創り、運営し、誰よりも党務を担ってきました。

直接民主制を取り入れ、政治屋でないメンバーで構成された是々非々の政党には、上手くすれば大きな可能性があったと今でも思っています。

「みんなの党」の失敗があって、誰よりもそれをわかっていたはずなのに、どうしてこのようなことになってしまったのか…悔しくて悔しくて仕方ありません。
しかしすべては、いち地方議員・党員に過ぎない私の力不足だったのだと思います。

「元気会のおときた」に期待をしていただいた皆さまには、このような結果となったことを深くお詫び申し上げます。

誠に申し訳ございませんでした。

なお一部報道では、私とともに地方議員が集団離党するかの報道がありましたが、政治家の出処進退はそれぞれが決断すること。国政と地方政治は別物という考え方もありますから、引き続き元気会で活動される方々もいらっしゃると思います。それは各自の価値観・判断です。

党派を超えて連携できる部分は連携し、切磋琢磨して活動をしていきたいと思います。

私自身は、しばらくは無所属議員です。

自由な立場を利用して色々な方に会い、見識を広げ、政治の信頼を取り戻す次の一手を必ず見つけ出したいと思います。

「まず受からなければ、何もできない」魔法の言葉に堕ちた政党と政治家たち
http://otokitashun.com/blog/daily/5063/

かつての所属政党が消滅した時、自分は何を思い、そこから何を感じて学んだのだろう。

-汝が深淵を覗きこむとき、深淵もまた汝を覗き返しているのだ- ニーチェ

私もまた、この世界に染まりすぎたのかもしれません。
闇に負けない、力が欲しい。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

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