2016年の試写、スタートしました。
試写室のスタッフの皆さま、今年もよろしくお願いします!
ゴールデングローブ賞が発表され、アカデミー賞ノミネートも出そろいました。
アカデミー賞は、日本からは長編アニメーション部門に「思い出のマーニー」が候補作に選ばれています。長編アニメは、毎年、激戦区ですが、健闘を祈りましょう!
最近見た主な映画は以下。お正月休みのため、ちょっと少なめです。
「ディーパンの闘い」「クーパー家の晩餐会」「ビューティー・インサイド」
「女が眠る時」「残穢」などなど。
先日、デビッド・ボウイの訃報を聞いたばかりだというのに、今度は、アラン・リックマンの訃報が飛び込んできました。同じイギリス人、同じ69歳、同じ病(ガン)!偶然なのか?!
アラン・リックマンの映画デビューは、ハリウッド大作「ダイ・ハード」の悪役。広く認知されたのは、やはり世界的大ヒットとなった「ハリー・ポッター」シリーズのスナイプ先生役でしょう。もちろんハリウッド作品だけではなく英国映画の味のある小品にも出演して、独特の奥深い演技を披露していました。
リックマンといえば、美しくとろけるような声が有名。ベルベット・ボイス or ミルクチョコレート・ヴォイスなんて形容されていたほどです。異色SFコメディ「銀河ヒッチハイクガイド」で、根暗なロボットの声を演じていたのがリックマンでしたっけ。
遺作となったのは「ヴェルサイユの宮廷庭師」。リックマンは監督と共同脚本を務め、太陽王ルイ14世役で出演もしています。優雅なコスチュームものですが、働く女性の自立という現代的テーマを内包した、佳作でした。
享年69歳。ご冥福をお祈りします。合掌。
この記事は、映画ライター渡まち子氏のブログ「映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評」2016年1月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。