FC岐阜シーズン本格始動!その中、嬉しかったこと --- 恩田 聖敬

昨日から、2016年FC岐阜沖縄キャンプが始まりました!
早いもので、2月末にはリーグ戦のスタートです。

先月末には、念願のクラブハウスが完成し、スタジアムをJ1仕様にする改修も、ホーム開幕戦に向けて進捗しています。ご協力いただいた多くの方々に感謝します。

そんな中、先日うれしいことがあったので報告します。

お昼休みに食事をしていたら、年配の方が私に近づいていらして、こうおっしゃいました。
「貴方のおかげで、私はFC岐阜という新しい楽しみに出会うことが出来ました。ありがとうございます!」

お礼を言おうと、私は呂律がまわらない中、精一杯「こちらこそ、ありがとうございます。」と言いました。病気のせいで、お礼もはっきり言えないのは難儀ですが、感謝の思いが伝わっていると良いなと思います。本当に嬉しかったです。

このようにFC岐阜のサポーターが増えることが、必ず未来に繋がると思います。
恐らく、数年前まではその方にとってFC岐阜は、あってもなくても生活に影響を与えるものではなかったと思います。それが、わざわざ私にお礼をおっしゃるぐらい、その方にとってFC岐阜はなくてはならない存在になったのです!

興味無しから好きに変えるエネルギーを、FC岐阜は持っているんだと思います。

また、別の日には、FC岐阜の事務所の警備員さんは、「FC岐阜の試合がないと、なんか元気出ないわ~(笑)。」とおっしゃっていました。有難いことです。

こういった方々の後押しを力に変えて、
FC岐阜のエネルギーが、今年も多くの方々に届きますように。

注:写真は沖縄ではなく岐阜の空です(笑)


恩田 聖敬(おんだ・さとし)
1978年(昭和53年)岐阜県生まれ。京都大学大学院卒業後、2004年複合レジャー施設「JJ CLUB 100」を運営するネクストジャパンに入社。2009年には取締役就任。その後グループ会社であるアドアーズの常務取締役として全国のゲームセンター店舗を回り、希望退職を実施し、大規模な改革を行う。親会社のJトラストでM&A等を担当した後、14年4月に岐阜フットボールクラブの代表取締役社長に就任。サービス業の経験と、会社管理の経験をフルに活かし、サッカービジネスにエンターテイメントの要素を導入も、社長就任と同時にALS(筋委縮性側索硬化症)を発症。病を公表後も社長業を続投したが、15年11月末の公式リーグ最終戦を以って病の進行により、止む無く社長を辞任。


この記事は、岐阜フットボールクラブ前社長、恩田聖敬氏のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年2月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。