「申年の相場は騒がしくなる」と言われていますが、今年もその通りの展開となっていますね。
原油安、中国経済、新興国、円高、そしてマイナス金利の混乱を受けて年初から大幅に下落しており、ここ最近は乱高下が続いています。
先週は2000円以上も株価を下げ、金曜日には約1年4か月ぶりに1万5000円を割りました。そして昨日は突然一時1200円以上も上がっています。
勿論ヘッジファンドの投機が一つの要因ですが、これだけボラティリティの大きい状態は珍しいです。因みに、12年前の年初も、鳥インフルエンザ等の影響で、株式市場は暴落しています。
国会議員の相次ぐ不祥事も、株式市場に決してプラスの影響を与えていません。
そういえば、前回の申年のときも、国会議員の年金未納が次々に発覚し、国民の不信を招いていましたね。
私はこういう話を信じない方ですが、GDP速報値のマイナスが発表された昨日は猿の置物に「日本の為にこれ以上騒がしくしないでください!」と一応お願いをしておきました(汗
「アベノミクス、そして消費税は見直さざるを得ない」と、猿の神様は言っているのではないでしょうか。
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年2月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。
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