日本で一番小さな専業農家「風来」の西田栄喜さんが、遂に本を出版されました!
「風来」の面積はなんと30a(3反)。サッカーコートの約半分。
それでも、売上げは年間1.200万円。利益率50%、無借金経営の超優良事業。
西田さんの「小さい農業で稼ぐコツ」には、その秘訣がしっかり書かれています。
◆日本ほど直売に向いている国はない
●日本は都市が点在。
●インターネット販売でも日本は翌日発送・翌々日発送が可能。
◆単品よりセットで売る
●ダイコンを3本入れてもダメ
●冬場には鍋セット
●地域にしかないセットを売る
◆原価率を考える
●人気の洋菓子は原価率が高い
●肥料も地域の材料で自作
◆情報を発信する
●農家であることを売る
●人柄ごと売る
●過程を見せる
●ブログを毎日発信する
●パソコンは今や農機具の一つ
●愚痴ではなく楽しいことを伝える
●正しいことはチャーミングに
などなど経験に裏打ちされた具体的かつ実践的な話があふれています。
「スケールメリットだけではない。スモールメリットがある。」
という西田さんの言葉からは、田舎で生き残るための知恵と勇気が与えられます。
今、長島大陸では、
●長島大陸食べる通信の創刊
●ネット版道の駅『長島大陸市場』のオープン
●長島町公式アカウントでのクックパッドへの投稿
●東京都心でのキッチンカーの運行
など農業・畜産業・水産業の個人向けブランドづくりを強力に進めていますが、これらの取組は、「風来」の活動を長島大陸に置き換えたもの。『風来』を訪問し、西田さんと意見交換しなければ、このような発想は生まれなかったかもしれません。
『小さい農業で稼ぐコツ』、これだけは手に取ってみてください!
<たかちゃんお薦めの本>
史上最年少東大生講師! 『いつかリーダーになる君たちへ』
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68491757.html
地方創生に携わるすべての人が読んでほしい『気仙沼ニッティング物語』
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68435814.html
<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html
「かっこいい長島大陸」を伝えたい。読者募集中。
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68480758.html
編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2016年2月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。