先日、こんな記事を書きました。
-すみません、この「対象とする文化」に、花火や手筒花火は入っていないんですか
担当課「えぇ、入っていません」
-まず、この国の「文化芸術基本法」の「その他の」や「など」の部分に、花火は含まれていないんですか?
担当課「入っていないみたいです」
-じゃあ、この文化振興指針の対象に、手筒花火は入れてないのですか?
担当課「今の段階では入っていないですね」
– 国「花火は文化でありません」、豊橋市「○○は文化でありません」 – 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/151221.html
というわけで、豊橋市的に、現在、手筒花火は「文化」の範疇に含めていないようですが、一方で、プラモデルや漫画を美術品として扱う、柔軟性はあります。
先週末2月20日(土)から、豊橋市美術博物館では、「模型の魅力展 -タミヤとファインモールド-」が開催されています。
◆模型の魅力展◆
会期:2月20日㈯~3月27日㈰(月曜休館、3月21日㈷は開館、3月22日は休館)開館時間:午前9時~午後5時会場:当館1階展示室観覧料:一般・大学生 700(600)円、小・中・高校生 300(200)円※( )内は前売り、20人以上の団体料金。ほの国こどもパスポート、豊橋市敬老バッジ・シルバー優待カード、身体障害者・療育・精神障害者保健福祉手帳、をお持ちの方は無料関連イベント■記念講演会 2月28日㈰午後2時~3時30分鈴木邦宏氏「模型の歴史とファインモールドの歩み」■子ども工作教室◎スイーツデコレーションを作ろう3月5日㈯ 全9回 各30分◎ミニ四駆を作ろう3月6日㈰ 全3回 各1時間半■ラジオコントロールカー操縦体験 3月26日(土)■モデラーズクラブ「吃水線(きっすいせん)の会」作品展■ミニ四駆サーキット※吃水線の会作品展とミニ四駆サーキットは、催し実施日(2/27・28、3/4・5・6・12・13・19・20)を除く開館日に実施
– https://www.facebook.com/city.toyohashi/posts/984155771639429
みなさん、タミヤはご存知でしょうが、ファインモールド??、という感じではないでしょうか。
ジブリの宮崎駿さんや、スターウォーズのルーカスフィルムが認めるメーカーです。
大手のプラモデルメーカーが何社もスタジオジブリに版権を申し込んでいたが、ことごとく断られていたことを後で聞いて、びっくりした。「よくわかりませんが、私のプラモデルに対する思いが宮崎監督に通じたということでしょうか。(略)こうした経緯を経て完成した「サボイアS21」は、平成11年に発表すると、業界をアっと言わせるとともに、これまでの同社が蓄積した技術・ノウハウを盛り込んだスケールモデルとして高い評価を得て、たちまちヒット商品となった。その2年後の平成13年、ファインモールドは再び業界を驚かせる。今度は、あの『スター・ウォーズ』シリーズに登場する戦闘機「X-ウィング」をリリースしたのである。 (略)
ルーカスフィルム社のモデル担当者に原型見本をつくって見せてほしいと要求された。普通、プラモデルには図面はあっても原型はない。しかし、X-ウィングには各国のプラモデルパーツが使われていることを見抜いた鈴木さんは、精密な原型を自らが手作業でつくりあげた。それを見た担当者は「素晴らしい」と一言、一発で承認された。
最近では、ジブリ映画「風立ちぬ」の飛行機や、ガールズ&パンツァーの戦車、そして、国産旅客機として注目の三菱リージョナルジェットなども手掛けている、豊橋が誇る会社です。
2月28日(日)には、鈴木社長の講演もあります。
【拡散希望】豊橋市美術博物館(JR•名鉄 豊橋駅より市電にて「豊橋公園前」下車)の『模型の魅力展~タミヤとファインモールド~』。28日(日)午後2時より弊社社長鈴木による講演「模型の歴史とファインモールドの歩み」開催。入場無料! https://t.co/QR0RP9YQGj
ちなみにこの犬が、ファインモールド社の公式アカウント。
非実在動物ではありません(実在します)。
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さて、それだけじゃありません、豊橋市美術博物館。
2016年4月29日(金・祝)~6月5日(日)には、手塚治虫先生(ブラックジャック)や、さいとうたかお先生(ゴルゴ13)などの絵を集めた、” 「描く!」マンガ展 ~名作を生む画技に迫るー描線・コマ・キャラ~ ” が開催されます。
– http://www.ktqmm.jp/kikaku_info/7094
※1月まで開催されていた北九州市漫画ミュージアムのサイト
大分、北九州、高崎、豊橋、と巡ってきます。
「描く!」マンガ展 ~名作を生む画技に迫るー描線・コマ・キャラ~ | 全国巡回展情報 | 美術館・博物館・イベント・展覧会 [インターネットミュージアム]
http://www.museum.or.jp/modules/jyunkai/index.php?page=article&storyid=298
他の漫画家さんや絵に興味がある方は、このあたりをご覧ください。
作画技術に迫る「『描く!』マンガ展」in大分、ビジュアルはゴルゴよつば http://t.co/g5HSP7mu5k http://t.co/1rfYWtJNJ5
「『描(か)く!』マンガ展」が大分県立美術館で開催 – 巨匠から現代漫画家まで、名作を生む画技に迫る http://t.co/V1XGs66X2c http://t.co/xMeCEZWqwL
[eBook USER]大分県立美術館、マンガ家の作画技術に迫る企画展「『描く!』マンガ展」を開催 http://t.co/AIG6OoTVb8
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こういうイベントが、美術館で行われること、僕はとても好意的に思っています。
とても内部的な話ですが、豊橋市では、文化行政と、美術館では担当が異なります。 文化行政は文化市民部の文化課、美術博物館は教育委員会(教育部)となっています。
文化市民部には他に、市民課、安全生活課、市民協働推進課、多文化共生・国際課があり、
教育部には他に、学校教育課、保健給食課、スポーツ課、図書館などがあります。
近いように見えて、ちょっと遠いのです。
早く、手筒花火も「文化」とすればいいのになぁ。
では!
愛知豊橋・長坂なおと のblog より
プロフィール
長坂尚登|1983年愛知県豊橋市生まれ。
地元の時習館高校卒業後、東京大進学、コンサルティング会社で働き、10年間東京で過ごす。2012年にUターンし、商店街マネージャーとして、豊橋のまちなかを奔走。2013年から内閣官房より地域活性化伝道師を拝命。
2015年商店街マネージャーを退職し、豊橋市議に立候補。新人トップ当選で、現職(無所属)フェイスブックページ