豊島区では夏の参院選から池袋駅の両側にある西武池袋本店、東武百貨店の両百貨店に期日前投票所を設置することになりました。
昨日、3月3日に豊島区役所で締結式と記者会見が行われました。2部の記者会見では自分がコーディネーターを務め、記念すべき場に立ち会いました。高野之夫区長、西武の中島信一本店長、東武の紫桃満之本店長が期日前投票所実施にあたっての想いを述べられました。
両百貨店ともに1週間にわたって売り場をつぶす本気度
これまで大学やイオンモールなどでの期日前投票所設置はあったものの、坪単価の高い都心部の百貨店での設置は画期的!!
さらに、驚いたのは設置期間。両百貨店ともに、1週間の長期渡っての設置となる。
1週間にわたって、売り場をつぶすということは、それだけ売り上げが減るということ。
もちろん、期日前投票に訪れた買い物客の買い物も見込めるが、果たしてどれぐらいの数になるのか。
世の中の空気が変わっていくきっかけに
単純に豊島区民の投票への物理的なハードルが下がっただけではなく、百貨店が売り場をつぶして1週間の間投票所を設置するという事実の社会的なインパクトは大きいんじゃないかなと思う。
松山市が全国で初となる大学内期日前投票所を設置した際に、自分は以下のように書いた。
一連の投票率向上へ向けた行政の取り組みにより、若者は何を感じたか。
「あ、なんか俺らのこと気にしてくれてる」
「投票率あげるために、新しいことをどんどん仕掛けてるんだ」
と思う。
”本気で若者のことをみているぞ”
本気で自分のことを気にかけてくれる相手に、
応えようとする人は多いだろう。
そして、”政治に興味がないわけではないが、投票にいくほどではない”
若者は「投票」という行動を起こすことになる。
若者の投票率は上げれる!松山市選挙管理委員会の取り組み(大学への期日前投票所設置など)
インパクトを広げていきます
YouthCreateとしてはこのインパクトをさらに広げるために、企画やら広報やらを豊島区と一緒に、あるいは独自でどんどんと行っていく予定。
豊島区のいろんな団体などのお力も借りながら、進めていこうと思います。
投票環境の利便性の高まりに合わせて、投票の際の判断基準に関してなどの中身の部分に関しても企画をして行ければと思います。
ひきつづき頑張ります。
編集部より:この記事は、NPO法人YouthCreate代表、原田謙介氏のブログ 2016年3月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は原田氏のブログ『年中夢求 ハラケンのブログ』をご覧ください。