どうも新田です。群馬方面から空っ風に乗って、こんなローカルニュースが東京に届いてまいりました。毎日新聞の群馬版から。
群馬1区 差し替えも 佐田氏問題、自民県議が対応協議 /群馬
衆院群馬1区選出の佐田玄一郎・元行政改革担当相(63)の女性関係を巡る週刊誌報道を受け、1区(前橋市、沼田市、利根郡など)の自民党県議が7日、前橋市で会合を開き、次期衆院選に向けた対応を協議した。会合後に取材に応じた中沢丈一前橋支部長は「仮に佐田さんでダメだということになれば、次の選択肢(の検討)に入ることになる。衆参ダブル選を意識して逆算した日程で対応していく」と発言。1区の公認候補差し替えも含め検討していくことを示唆した。(毎日新聞2016年3月8日)
記事中では、佐田センセに差し替えて誰にするのか、記者もおそらく敢えてとぼけてか個人名を記述しておりませんが、群馬県内の中曽根ファンの間では、あの大勲位ファミリーの3代目イケメン、中曽根康隆さん=下記写真、公式サイトより=の待望論が再燃する可能性があり、実際、期待する声もチラホラ聞こえ始めております。
あ、再燃と書きましたのは、康隆さんの出馬が取りざたされるのは、つい2年前の総選挙時にもあったからです。康隆さんご本人が「群馬1区からの出馬」を申請し、それが気に食わない直滑降ダダ滑り元大臣こと、山本一太センセとの間で待ったをかけ、次第に互いのブログを使って応酬しあう展開となりました。
お二人の丁々発止のチャンバラがどう勃発して波紋が広がっていったのか、その経緯を振り返りたい方には、こちらの産経ニュースの過去記事をどうぞ。
>>「中曽根親子」を徹底批判する山本一太参院議員 群馬1区公認「場外乱闘、炎上」の“背景”は(2014年12月1日、産経ニュース)
世が世なら群馬政界内の内輪のゴタゴタとして済む話が、一挙にネット上で可視化されるという、21世紀最先端の権力闘争を率先して見せつけていただいたあたり、さすが自民党総裁ネット戦略アドバイザーとして時代をリードされている一太センセの矜持を感じ、震えが止まりませんでした。康隆さんもその期待に応えるように、ファミリーのプライドをかけた魂のリターンをぶちかますというムネアツの展開になり、見事に全国区のニュースになった次第です。
東京から見ると、群馬では厳然として「中曽根藩」「福田藩」「小渕藩」があり、参院パラレルワールドにある「山本藩」も含めてガチガチの世襲構図は確かにビミョーなのですが、82年生まれの康隆さんが早く衆議院議員としてデビューし、経験を積んでいただき、1歳年上の小泉進次郎先生のライバルとして羽ばたいていただきたいところ。与野党問わず、政界に期待できる人材がいることはいいことなので。
東京1区民のワタシメとしては、現職の山田花子…じゃなかった、美樹センセがどうも冴えなくて、物足りないので、いっそのこと康隆さんに国替えいただいて当選し、アウエーでゼロから地盤を作り上げることで世襲批判をものともしない勢いを見せつけていただきたかったんですがね。もし、そんなことになれば「さすが、不沈空母の孫」という呼び声もあったでしょうが、そんな党内の流動性すらないのが日本の政治の残念なところです。
でも、康隆さんの動向は注目してます。ではでは。
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アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト
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