政治を語る上で最も基本的なことは、選挙で投票をすることです。
投票に関しては、渡瀬さんの記事がオススメです。
こちらの記事に書かれている「個人でも議員に舐められない投票の仕方」は、現職から見てもその通りです。
民主主義ってなんだ?投票することだ! — 渡瀬 裕哉
しかし、そんな浮動票な投票者であっても議員に一目置かせる方法はあります。それは、投票場で投票するときに候補者の名前を記入した後の用紙を写メで取って、駅前で演説している議員に見せつけることです。そして、「私はあなたに〇〇の理由で投票しました。今後しっかり見ていますので宜しく」と伝えて下さい。
追記:撮影自体は法律で禁止されているわけではありませんが、新宿区選挙管理委員会やその他自治体で遠慮するよう指導が入る場合もあるため、各自適切な方法で政治家にメッセージを届けてみてください。
政治家になる以前は「選挙啓発に取り組もう!」と考え、候補者突撃インタビューという企画を実施しました。
その時に初めて選挙の裏側に触れ、ヒートアップする候補者サイドと冷め切った有権者サイドの温度差を感じました。
もちろん主権者教育をすることも大切だと思いますが、有権者の体温を上げるためには別の方法もあると思います。
先日も地元の駅に立っていると、地域の方に声をかけていただきました。
「投票率が下がるのは選挙がつまらないからよ!投票所に屋台でも出したら絶対行く人増えるから!」
とご意見をいただきました。
実は義務投票制を採用するオーストラリアでは、既にこのような楽しそうな企画が行われています。
【世界選挙紀行】オーストラリア投票率90%超の秘けつはソーセージ!?
投票日は必ず土曜日。投票所となる地元の学校や教会、公共の施設へ行くと、さまざまな屋台が立ち並んでいる。バーベキューや、カップケーキなどのスイーツも売られ、まるで地元のお祭りのよう!
せっかく学校の体育館などが投票所になってるんだから、その日に親子参加型のお祭りを行ったら、家族で投票に行く可能性は高まるでしょう。
無理やり投票させても意味がないと思われるかもしれません。
私も以前は、どの候補者も同じような耳触りの良いことを言っていて、どこに投票して良いのか選ぶことはできませんでした。
しかし、投票をすることでトライアンドエラーの経験を積み、将来的には個性を持てるようになります。
新宿区政が意味不明でも投票する理由がある!20代の投票率11.59%(70代以上は46.69%)H22新宿区長選挙
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政治家サイドも「楽しさ」を演出することが求められています。
なぜなら、法律などを改正するまでもなく、選挙に大きな影響を与えることができるからです。
しかし、政治家にその余裕がないのもまた事実です。
どんなに良い政策を訴えても、当選しなければ政治家としてスタートラインに立つことはできません。
勝つためには暴言を吐き、他人を蹴落とすことは当たり前。
そのため、「怖い」というイメージを抱いている方も少なくはないと思います。
扱う仕事内容は変わらないのに、役所と聞くと安全なイメージがあるのは、選挙に凶暴性が生まれてしまうからでしょう。
政治家サイドがこのような状態では、若者は政治家から離れて当然です。
私が街頭活動をしていた時には、サムライの格好をした東大生や、女子大生アイドルなどに協力をいただきながら、若くて楽しいイメージを打ち出しました。
選挙が終わってしばらくしてからも、
「サムライの兄ちゃんは元気してる?」
とお声がけをいただくほどのインパクトがありました。笑
政治の現場では「貧困」などのネガティブな仕事を扱うこともありますが、いつでもエンターテイメントを忘れず活動をしていきたいと思います。
それでは本日はこの辺で。