コンビニで買う気が無い人に「買いたい」と思わせる方法

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新刊の制作が本格化してきました。今週届いたのは、巻頭に掲載予定のマンガの下書き(写真)です。

今回の書籍は昨年出版した「初めての人のための資産運用ガイド」の図解版です。昨年出版した本は、新書サイズで資産運用に興味を持っている初心者・未経験者が対象でした。図解版は同じ初心者・未経験者であっても、資産運用にどちらかというと距離を置いている人を対象にしています。

お金のことは、生きている限り誰でも避けて通れない問題です。マイホーム、教育、旅行、車、レジャー、食事、銀行預金、保険、年金、株式、投資信託、NISA・・・情報が洪水のように押し寄せてきますから、お金のことはあまり考えたくないという人も多いはずです。

しかし、何も知識を持たないで生活していると、知らないうちにドンドン損をしていくことになります。気が付かないうちに取られている手数料を取り戻す方法、ちょっと工夫するだけで減らすことができる税金、みんなが罠に入ってしまうやってはいけない投資の方法、などちょっとした知識を身に着けるだけで、お金との付き合い方は随分変わってくるのです。

書籍は今や、書店で販売するだけのものではなく、ネットでも売っています。さらに最近注目されているのが、コンビニエンスストアだそうです。書店とコンビニの最大の違いは、書店は本を買うという明確な目的で来ている人がお客様なのに対し、コンビニにやってくる人のほとんどは書籍など買うつもりはなく来店しているということです。

しかし、来店者数を全国で見れば、コンビニの店舗網と来店客数は書店に比べ圧倒的です。

コンビニに来店する、元々書籍を買うつもりの人、資産運用に興味のない人にどうやって、マネーリテラシーの重要性に気が付いてもらえるか。

そこで、マンガの出番となった訳です。

マンガといっても、ストーリー性のあるものではなく、1ページ完結で、本の間口を広げて、誰でも手に取ってみようと思う気にさせるための導入ページという位置づけです。

画は私は描けませんから、プロの方にお任せしますが、内容についてはわかりやすく解説できるよう、工夫してみたいと思っています。

全体のゲラが仕上がってきましたが、マンガからはじまって、見開き2ページでテンポよくイラスト入りで説明が進んでいく満足できる仕上がりになってきました。本ブログの存在さえ知らない、私の存在さえ知らない人たちにどこまでリーチできるかが、図解本の存在価値を決めることになる。そう思いながら、ゲラのチェックを進めていきます。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年4月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。