自民党がつくったという18歳選挙向け漫画「軽いノリじゃダメですか?」が話題です。
内容は、ドジッ子の主人公・アスカが、オレ様生徒会長・浅倉くんと仲良くなるために参院選の投票に行くというもの。
– 自民党の18歳選挙マンガに批判の嵐 パクリに男尊女卑?|ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/11569793/
アスカは、参院選について「親にでも聞いてみろバーカ」と朝倉くんにバカにされながらも、一緒に投票に行くこと機に、投票の仕組みや、各候補者の理念を勉強していく
– 「国に届け」自民党18歳選挙の漫画パンフに「女の子をバカにしているのか」の声も|The Huffington Post
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/20/jimin-18voice-kuninitodoke_n_10075554.html
自民党の18歳選挙パンフレット「国に届け」マンガの評判も散々な件 – NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2146380156788732801
パッと見の印象は、20年ほど前にいただいていた大手通信教育会社のDM漫画を思い出し、ある種の懐かしさまで感じさせ、時代の変化を感じます。
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ところで、本日5月30日は「ごみゼロ(530)の日」です。
ごみゼロ運動発祥の地である豊橋市から、幼児向けの環境教育ビデオ『環境戦隊・ゲコレンジャー』が公開されました。
ゴミの分別に熱心なかわいい女の子から、ゴミの分別がちゃんとできないことを「かっこわるい」と指摘され、「俺だって分別のことくらいわかるよ」と見栄を張り、その後、怪人を倒す変身ヒーローにまでなってしまう「バカな男」が主人公です。
ゴミの分別を間違える主人公
ゴミ箱に手を突っ込んで、缶を拾うヒロイン。地味に衝撃シーン。
「ユタカみたいに、ゴミをちゃんと捨てられない人ってかっこわるいよねー」
「えっ・・・、お、おれだって分別のことくらい、わ、わかるよ」
「じゃあ、ついてきて」
いろいろあって、変身
そして、怪人を倒す
エンディング
「かっこよかった」
この笑顔である
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けしからん、実にけしからん動画です。
分別(ふんべつ)がついている18歳、19歳を対象にしているならまだしも、対象は園児です。 しかも市内の保育園・幼稚園で上映されるとのこと。
男子は女子に「かっこわるい」とか「かっこいい」と言われたら、変身ベルドをつけて、命をかけて怪人とまで戦うものだと、完全に男がバカにされている。 こんなステレオタイプはありません。
しかも、まちがったゴミの分別(ぶんべつ)を正すために、園児がゴミ箱に手を突っ込んで、そのまま落ちたりしてしまったら、どうするのでしょう。 子どもが真似をしかねないリスクがある作品です。
選挙マンガ同様に許せないそこのあなた、ちゃんと動画を最後まで観て、きちっと批評をしてください。
特に発信力のあるブロガーやネットメディアのみなさま。 そして、テレビ局、特にNHKは全国ネットで、これを全編放送すべき。 中でも特に視聴率の高い、ニュース7がいい。朝ドラとあさイチの間もわるくない。
530運動テーマソングまでできてしまったので、こちらは「みんなのうた」に採用してください。
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けしからん、実にけしからん動画です。
よいこのみんな、ちゃんとごみの分別をしましょう。
では!
プロフィール
長坂尚登|1983年愛知県豊橋市生まれ。
地元の時習館高校卒業後、東京大進学、コンサルティング会社で働き、10年間東京で過ごす。2012年にUターンし、商店街マネージャーとして、豊橋のまちなかを奔走。2013年から内閣官房より地域活性化伝道師を拝命。
2015年商店街マネージャーを退職し、豊橋市議に立候補。新人トップ当選で、現職(無所属)フェイスブックページ