こんにちは、おときた駿＠ブロガー都議会議員（北区選出）です。
昨日は小池百合子候補が
障害児保育園ヘレン
http://www.helen-hoiku.jp/
の視察に行かれるということで、私も少しだけ同席させていただき、
社会起業家の駒崎弘樹さんとともに都政の問題点をお伝え致しました。
小池百合子候補による、障害児保育園ヘレンの視察。駒崎弘樹さんとともに、東京都が「保育と療育」の間に縦割りの壁を作っている現状などをお話ししました。
小池候補の持論である「ハイブリッド・横ぐし」で、この壁にも風穴を開けてもらいます！ pic.twitter.com/gO4EebxcFQ— おときた駿（東京都議会議員 /北区選出） (@otokita) 2016年7月25日
※お子様の顔出し撮影許可はいただいております
障がい児保育園視察。待機児童に比べ、障がいをもった子の保育問題はほとんど取り上げられていません。#CreateNewTokyo_Yuri #都民が決める #小池百合子 pic.twitter.com/SdmKqB7uNS
— 小池百合子 (@ecoyuri) 2016年7月25日
小池候補に視察にお越し頂いたので、医療的ケア児家庭が置かれている過酷な状況について、お話しました。保育所の面積基準の緩和に関しては、必要ない旨、お伝えしました。 https://t.co/QQ5ei9d4oz
— 駒崎弘樹:Hiroki Komazaki (@Hiroki_Komazaki) 2016年7月25日
視察の模様については、駒崎さんが上げてくださったこちらの記事もご参照ください。
小池百合子都知事候補に伝えたこと(駒崎弘樹) – Y!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/komazakihiroki/20160725-00060371/
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さて、保育に関わる「待機児童問題」について、
小池百合子氏は単に
「予算をつけます」
「保育士の待遇を改善します」
「待機児童解消プランを策定します」
と抽象的なことばかりを述べる他の候補に比べて、
かなり具体的で踏み込んだ政策提言を街頭演説や討論会で主張しています。
それが
「空き家の活用」
です。
現在、東京都には80万戸を超える空き家が存在しており、社会問題となっています。
都内の空き家状況について（都市整備局HP）
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/akiyashisaku.html
こうした都内に点在する空き家を活用し、
「小規模保育所」を次々にオープンしていく。
あるいは、保育士の待遇改善に空き家を活用する。
空き家の60万戸以上は賃貸物件ですから、そこを借り上げて、
保育士の住居として「現物支給」することで待遇の向上を図る。
空き家問題を解決しながら、待機児童の解消も同時に目指す。
これまでであれば
「空き家問題は都市整備局」
「保育所の整備は福祉保健局」
と行政の「縦割り」で阻まれていた部分に横串をいれ、
一挙に2つの問題を解決しようとするアプローチが「小池流」というわけです。
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ただし、小池候補自身が
「もちろん、様々な課題はある」
と認めるように、これだけでは不十分です。空き家には空き家になっているなりの理由があるわけで、
大半の空き家は老朽化が進んでおり大幅なリノベーションが必要であったり、
保育士の通勤を考えると不便な場所にある可能性が高いのです。
とはいえ、80万戸以上存在するのだから、
その中には当然、保育所運営事業者が喉から手が出るほど欲しい物件もあるはずです。
そこで、どうするか。
私が提案するのは空き家情報を東京都が網羅的に収集し、
保育事業者などが自由に閲覧・活用できる「オープンデータ化」することです。
（単なる情報公開ではなく、アプリ制作などで二次利用可能な形がさらに望ましい）
以前から都有地についてはその状態も含めて公開・二次利用可能なオープンデータ化し、
利用したい事業者が自由に閲覧・アプライできる仕組みを整えるべきだと
議会質問などでも再三にわたって政策提言をしてきました。
参考：未利用の「都有地」は情報公開（オープンデータ化）せよ！
http://otokitashun.com/blog/togikai/3730/
民間の私有地をどこまで公開できるかという点に検討は必要ですが、
都有地に加えて「空き家情報」を網羅し、
「東京都 子育て活用スペースMAP」
を公開することができれば、
「ここの空き家・土地を使って小規模保育所を開設したい」
「さらにその近くに空き賃貸物件があるようなので、保育士の住居に活用したい」
という風に、事業者側から東京都に提案することができます。
そして東京都は、空き家の所有者と事業者との間の調整だけに入れば、
極めて低いコストで保育所開設や保育士の待遇改善を行うことができるというわけです。
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今日お邪魔したフローレンスさんだけではなく、保育所開設にあたって、
物件・土地探しで壁にぶつかるとおっしゃる事業者さんは枚挙に暇がありません。
小池百合子候補が提唱する
「空き家×保育所」
というハイブリッド提案に、さらに一つを加えた
「空き家×保育所×オープンデータ（情報公開）」
この横串政策で、東京都の待機児童問題を一気に解決していただきたく、
小池百合子氏本人にも直接政策をお伝えしていく所存です。
また駒崎さんからは以前にブログで公開していた、
「保育八策」も小池百合子候補に手渡していただきました。
現場の第一線の声を都政に反映する知事が誕生するよう、
選挙活動だけではなく様々な面から働きかけを続けていきます。
皆さまもぜひ、こうした政策の「深化」にご注目いただければ幸いです。
お忙しい中視察を受け入れて下さった駒崎さん、フローレンスの皆さま、
本当にありがとうございました！
※駒崎弘樹さんは特定候補の応援をしておらず、あくまで中立な立場です
本日26日は小池百合子候補、みたび北区に登場！
私の地元中の地元、十条駅前で19時半からです。
ぜひポイントグリーンを身につけてお集まりくださいませ。
それでは、また明日。
おときた駿 プロフィール
東京都議会議員（北区選出）／北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
