国内不動産投資のキーワードは「インナーサークル」と「スピード」

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日本不動産投資アドバイザリー主催の「赤坂投資クラブサマーパーティ」にゲスト講演者として参加してきました(写真)。平日の夕方にも関わらず、個人投資家をはじめ50名で会場は満員。不動産投資に対する関心の高さを改めて感じました。

金融機関幹部による融資の話、民泊を使った不動産運用のヒントなど盛り沢山の内容でしたが、参加して再確認できたことは、国内の未公開一棟ものへの投資で成功するために必要な2つのキーワードは「インナーサークル」と「スピード」だということでした。

「インナーサークル」とは未公開物件の情報にアクセスできるようなグループに入るということです。日本不動産投資アドバイザリーでは、毎週水曜日に無料のメールマガジンで、未公開物件の概要を提供しています。具体的な物件情報を知りたい人は、定期的に赤坂で開催される未公開物件研究会に参加することもできます。

ネット上で公開されている一般情報ではなく、弁護士、税理士、業者間物件売買を手掛ける専門業者などの特別なルートから入ってくる未公開物件を投資対象として広げることができれば、投資の可能性は大きく広がります。

そして「スピード」とは意思決定を早くして、金融機関からの融資が迅速に決められるように事前の準備をしておくということです。物件の購入を早く判断できるようになるには、日頃から数多くの物件を見て、判断能力を高めておくこと。そして、未公開物件情報が入手できたら、フットワーク軽くすぐに現地に見に行って、そこで意思決定できるようにする。

また、金融機関と事前にコンタクトして、自分自身の属性(保有資産、年収、勤続年数などの情報)を伝えておき、物件が決まったら自己資金と合わせて融資が受けられるかどうかを迅速に審査してもらえる体制を作っておく。

このような入念な準備をしておいて初めて物件購入のスピードを高めることができるのです。

私も昨年、日本不動産投資アドバイザリーから物件を紹介してもらいましたが、今年に入ってからは競争が激しく、希望した物件を他の個人投資家に先に決められてしまうケースが何回か繰り返されています。

国内不動産の投資環境は、物件に関しては競争が激しいですが、借入については金融機関の競争が激しく、有利な借入条件が引き出せる環境にあります。私も引き続き次の投資物件を真剣に探していこうと思っています。

なお、日本不動産投資アドバイザリーは第4回世界の資産運用フェアにもブース出展の予定です。未公開物件情報へのアクセスのきっかけをつかんでください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年7月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。